コロナは続くよどこまでも・・・

 コロナも1年越えましたが出口の見えにくい状況は続いています。年初はワクチンの期待が膨らみましたが、接種体制よりワクチン不足が応えているで良いでしょう。ファイザーだって、モデルナだってアメリカ優先になるでしょうし、アストラゼネカだってまず英国優先、次は欧州でしょうしね。

 これだけ世界中で一斉にウルトラ巨大需要が湧きおこったら、日本向けが遅れがちになっていまうのはやむを得ないでしょう。だって逆の立場で、国内向けの接種を遅らせてまで輸出したら、国民の怒りが爆発しますからね。

 昨年末からの緊急事態の再宣言はタイミングの問題はさておき必要だったと見ています。で、それなりに感染者数が減って解除されました。解除時期の是非も置いておきます。

 一番の問題は宣言が解除されれば、どうしたって人出は増えます。緊急事態だから自粛していた分が増えるのは当然ですし、増えなかったり、逆に減ったりすれば、そっちの方が仰天します。

 するとコロナはまた増加しています。マスコミあたりは、人出が増えた事と感染者数の増大の関係を嬉しそうに報道してますが、問題のキモは違うと考えています。キモは、

    この程度の人出の増加でもコロナは増える
 これじゃないでしょうか。現在行われている感染対策はコロナだけでなく他の感染症患者の数を劇的に減らしています。小児科開業医なんか子どもの感染症がお仕事の殆どですが、この1年の感染症患者の減り方はまさに驚異的です。もちろん成人もです。インフルエンザなんかこの冬はここまで1人も見ていないぐらいです。

 ここまで効果的な感染対策を行われてもコロナは抑えきれていません。抑えようと思えば緊急事態宣言で、さらなる自粛をプラスしないと無理だと言うことが判明したんではないかと考えています。

 とは言うものの、これだけの長期戦ですから正直なところ辛くなっています。そんな状況の中で具体策が求められる為政者は大変だと同情しています。

 あえて一つだけ提言すれば、人出の増加を誘発するような政策はやめた方が良いとは思います。でも五輪は絶対のようで、聖火リレーは始まってしまいました。別に聖火リレーを行わなくとも五輪は開催できるはずですが、やめると補償問題が発生するのでしょうね。

 そう言えばGoTo再開も常に政治課題のようです。さらに言えば総選挙も年内だったはずです。うちの県知事選もあります。手詰まり感をヒシヒシと感じています。