続々バイクも恋も若葉マーク

続々バイクも恋も若葉マーク あとがき

三作目を結局書きました。でもこれで終るつもりです。今回は三回生の前期ぐらいが舞台ですが、夏休みが来ればバイクの若葉マークは卒業になるからです。この先はさすがに未知すぎてパスです。 第一作がミルの恋、第二作がミルの失恋と、カノンの恋と失恋でし…

続々バイクも恋も若葉マーク(第39話)シンデレラの後日談

「ハートは絶対タレだよ」 これも塩で食べる人はいるのよね。お互いに酎ハイをお代わりして、「全部推測だけど、見守る以外にどうしようもない」 ミルとも結婚の算数やったけど、アオイたちが本当のカップルになっても結婚までは距離がタップリある。「長尾…

続々バイクも恋も若葉マーク(第38話)焼鳥屋

今夜は焼鳥屋だ。「鶏はヘルシー」 無理やりな言い訳だけど焼肉屋よりリーズナブルかな。「チェーン店の底力だ」 気楽で良いけどオシャレ女子にはどうだろ。「バイク女子ならノープロブレム」 焼鳥の味も大学に入って覚えたんだ。だって家で焼鳥なんか出て来…

続々バイクも恋も若葉マーク(第37話)ロマンチックに流れない

芸が無いけどピストンで神戸を目指した。そしたらミルが、「アオイは歴研の可愛い後輩だけど、長尾君の事は、はっきりさせないと目覚めが悪い」 そうだそうだ。「事情はお話していますが」 「ああ聞いた。それでもモヤモヤするのよ。まずだけど長尾君にはい…

続々バイクも恋も若葉マーク(第36話)蕎麦切りの歴史

「後はカノンに任せた」 ここでワンツーリターンをされるとは。蕎麦自体は縄文時代に伝わったされるぐらい古いのだけど、これが蕎麦切りになったの戦国時代ぐらいとされてるのが通説かな。「そんなに遅いのですか」 うどんは古くは麦切りと呼ばれてみたいだ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第35話)出石

歴研の歴史街道マニアの先輩に教えてもらったのだけど国道四八二号も古いなんてものじゃないほど昔からあるみたいなんだ。朝廷は都から但馬国府に行く官道を整備してるのだけど、「それ聞いた。本当に意味わかんないのだけど、ルート的にはまず丹後国府のあ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第34話)重くて暗い話

出石へのルートに選んだのは国道九号から国道四二六号へのルート。国道も号数が大きくなるほど後から指定されたはずで、さらに言うと、「三百番台とか四百番台に酷道が多いらしい」 国道指定したらトットと整備しろと言いたいけど、あの手の指定って政治的な…

続々バイクも恋も若葉マーク(第33話)いざ出発

「おはようございます。今日も宜しくお願いします」 アオイは礼儀正しくてイイ子だと思うんだけど、カノンたちにはまだ見えてないものがあるのかな。そんな事よりツーリングだ。とにかく出石は遠いから時短のために六甲山トンネル越えだ。 ここって表六甲ド…

続々バイクも恋も若葉マーク(第32話)さすがにお伽噺だろ

ネット漫画のあの手の話もいくつか類型があるけど、あれって大元があれば一つの気もする。大元と言っても巨大掲示板だと思うけどね。でも実話かどうかは怪し過ぎる。だいたいだぞ、偽装カップルさえ珍しいのに偽装結婚ってレア過ぎるだろ。「結婚する気はな…

続々バイクも恋も若葉マーク(第31話)どうなってんだろ

今夜はミルの下宿で新作鍋料理だ。「まずキャベツを適当に切る」 いつもながら適当だな。「玉ねぎもこれぐらいに切っておいて、ニンニクはみじん切りにする」 みじん切りとはちょっと違うぞ。「鍋にオリーブオイルを入れて、玉ねぎとニンニクを炒める」 オリ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第30話)ジェンダーフリーのお話

出石への道がまた開かれての帰り道。「ジェンダーフリー運動と男女平等運動は分けて考えた方が良いね」 カノンもそう思う。ジェンダーフリーって和製英語だそうで元々は、『従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かし…

続々バイクも恋も若葉マーク(第29話)ルート開拓

今日は距離と時間重視で六甲山トンネル越えだ。そうだそうだ、山学にも特撮ヒーロー物のファンっているよね。「オタクだ」 なんでもかんでもオタクってせずに、そうだな、昔の特撮ファンと呼んであげようよ。「スノブなのは間違いない」 昭和の特撮ヒーロー…

続々バイクも恋も若葉マーク(第28話)皿そば食べたい

学食でミルと皿そば検討会。「国道四二六号から四八二号に入れば出石市街の南側に出られるし、たぶん行けば出石市街への道路案内もバッチリのはず」 出石はメジャーだものね。問題はどうやって国道四二六号に行くかだけど、「天橋立ツーリングの時のルートを…

続々バイクも恋も若葉マーク(第27話)恋愛相談

今日はアオイの誕生日だから居酒屋で、「カンパ~イ、誕生日おめでとう」 アオイも二十歳になったからお酒も解禁だ。「ありがとうございます」 山学の二十歳未満の飲酒はとにかくウルサイものね。でもさぁ、女に祝ってもらうのは虚しくないかな。彼氏は当面…

続々バイクも恋も若葉マーク(第26話)神子畑選鉱場

コンビニの道向かいにやたらと由緒と風格があるのが生野駅か。マップによると播但線の向こう側が生野の旧市街で、どこかから線路を越えて入る必要があるのだけど、「たぶんここぐらいに道路案内があるはず」 もう少し先で右折か。突き当たって左折すれば、後…

続々バイクも恋も若葉マーク(第25話)生野銀山へ

ここから西脇に出て旧加美町へのルートはわかってるし、「醤油屋さんの次の曲がり角もだいじょうぶのはず」 西脇市街地を抜けたら本当のツーリングを楽しめるよ。快走して旧中町に入り、そこから醤油屋の前を過ぎ、「ここだよ」 これもまた申し分のないカン…

続々バイクも恋も若葉マーク(第24話)遅刻魔も不要ゴミ

さて出発だ。「おはようございます。今日も宜しくお願いします」 待ち合わせのコンビに駐車場に先に来て待ってるとはエライぞ。文化会系でも先輩を立てるぐらいの常識はあるみたい。「アオイは遅刻魔タイプじゃないね」 青山先輩の元カレだろ。ゼミで仲良く…

続々バイクも恋も若葉マーク(第23話)次なる展開

「カノン先輩って女子力高いですねぇ」 今日はカノンの下宿で夕食会。わざわざ『会』ってしてるのは、いつものミルだけじゃなくアオイも来てるから。料理の腕については帰省の度にお母ちゃんにしごかれてるからな。女子力を上げたらすぐに性別役割分担の固定…

続々バイクも恋も若葉マーク(第22話)パン、パン、パンダ

帰り道にパンダの話題になったんだけど、「そりゃ、いるなら見たいよ。珍獣だし、可愛いもの」 親父の子どもの頃に上野動物園に来た時には、社会現象になるぐらいの熱狂的なブームを引き起こしたって聞いたことがある。連日、三時間ぐらいの長蛇の列が出来て…

続々バイクも恋も若葉マーク(第21話)歴研会員のプライド

この道の駅も施設の正面にバイク置き場があるのがエライな。「けっこう停まってるから、このコースも人気ありそうだよ」 施設の正面が地元の特産品売り場になっていて、その奥がお土産物売り場で、さらにその奥がレストランだ。かなり広いな。「昭和のドライ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第20話)道の駅杉原へ

ついに奥播磨を極める日が来た。新神戸トンネルから箕谷、そこから岩谷峠越えだ。「ぎゃぁぁぁ」 アオイの悲鳴だ。みのたにグリーンホテル入口前のヘアピンの段差舗装は怖いのよね。ヘアピンだから車体を倒す必要があるのだけど、そこであのガタガタはバイク…

続々バイクも恋も若葉マーク(第19話)マスツーのお願い

「今日は相談が・・・」 アオイもバイク女子としてツーリングを楽しんでいるみたいだけど、ツーリング先に困ってるのか。ツーリングなんてどこ走っても良いようなものだけど、だからと言って神戸の市街地ツーリングに熱中するのはレアだろ。「ネットであれこれ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第18話)後輩アオイ

今日はミルの下宿でこれしか出ない鍋料理だ。「他人様にご馳走してもらいながら、なんて言い草だ」 材料費は割り勘だろうが。今日は鍋に水を入れて、そこに和風だしの素と、おろし生姜に醤油を入れるのか。煮立って来たら、鶏もも肉と、鍋用のカット野菜をゴ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第17話)東条湖ツーリング

神戸から西脇に行くルートだけど、やっぱり山麓バイパスから西神中央経由で国道一七五号は楽しくない。そうなると新神戸トンネルからのルートになるのだけど、「あの辺の地形だけど・・・」 六甲山をトンネルで越えたら箕谷から山田に出るのだけど、山田の北側…

続々バイクも恋も若葉マーク(第16話)電動スクーター

歴研に新会員が入るたびに必ずあるのが山女坂対策の相談だ。「対策と言ってもバイクに乗るしかないだろうが」 根性出せば電動自転車でも登れるけど根性は必要だ。それも嫌なら歩いて登るしかない。こっちはもっと気合の入った根性がいるけどね。それぐらいは…

続々バイクも恋も若葉マーク(第15話)播州ラーメン

この辺に美味しい播州ラーメン屋さんがあるのは聞いてるけど、ロードサイドにないのよね。さらに道を入ったところにあるのだけど、その入る道がすっごくわかりにくいんだって。「とくに南から行ったらそうだって言ってたよ。とにかく敬老の日発祥の町の石碑…

続々バイクも恋も若葉マーク(第14話)奥播磨攻略戦

山学にもツーリングクラブがあるのよね。もともとはバイク乗りが集まって作ったのが始まりらしいけど、会員規則があるとか、入会資格があるようなものじゃなく、「サークルでもない」 そこは微妙だけど公認なんてされてないものね。とにかくバイク通学してた…

続々バイクも恋も若葉マーク(第13話)周作と武蔵

見るものは見たから帰る事にはしたんだけど、「すき家で牛丼だ」 すき家の牛丼がどうしても食べたかったと言うより、「財布の春はまだ遠い」 それもあるけど、目ぼしい店がなかったのよね。「やっぱりランチは計画的にだねぇ」 それ痛感してる。ツーリングも…

続々バイクも恋も若葉マーク(第12話)幻の天守閣ロマン

そろそろ市内に入って来たんじゃないかな。「先輩の話だったら、道路案内は左側じゃなくて、右側の電柱の上の方にあるらしいけど」 どこだ、どこだ、どこなんだよ。「あれだったと思う」 バイクを道端に停めてからターンして、再び停めてから、「ほらあれだ…

続々バイクも恋も若葉マーク(第11話)格闘技は嫌いじゃない

後期試験もなんとかクリアして、実家にも帰省したけど、ミルと示し合わせてちょっとだけ早めに戻って春ツーリングだ。「まだ寒いよ」 それでもバイク女子か! と言いたいけど寒いな。ツーリングになるとどうしたって丹波とかになるじゃない。あれだけバイク…