ツーリング日和10 あとがき

 念願の北海道ツーリングをさせてみました。北海道はバイク乗りの憧れの地であるのは、情報として知っていましたが、書くにあたりあれこれ調べてみると、北海道の人が言う内地とは別世界なのが良くわかりました。

 とにかく広いですし、広大な平野が広がっています。そこも内地なら田んぼや畑で埋め尽くされ、さらに民家が密集するのですが、とくに道北や道東は原野を道がひたすら真っすぐにあるのに圧倒されました。

 そりゃ、バイク乗りなら走りたいだろうとしか思えませんでした。どこを走っても、内地なら余裕の絶景ロードです。その絶景ロードの中のさらに絶景があるのですから、毎年のように北海道にツーリングに出かける人の気持ちもよくわかります。

 北海道と言っても小学校の時に家族旅行で一度行っただけで、あの時はうろ覚えですが、千歳から登別に泊まり、洞爺湖を見て、積丹半島を回って、札幌に行ったはずです。記憶も断片的なんてものではないのですが、洞爺湖のエピソードに少し反映させています。

 ところで、このツーリング日和シリーズも十作目になり、そろそろ打ち止めを考えています。とりあえず残っているのは信州ぐらいしかないからです。別に行かせても良いのですが、それより出会った人とのエピソードがタネ切れです。

 今回だって、北海道ツーリングをさせながら、どんな人に出会わせ、どんな事件を起こすかで完全に行き詰まり、切羽詰まった挙句、ずるずると宗谷岬から知床、さらには納沙布岬までツーリングさせてしまったぐらいです。

 そこまでツーリングさせて、やっとこさ閃いたのが八耐です。ですが八耐に参加させようと思うとハードルが高すぎます。夏にツーリングさせている関係もあります。だったらとばかりに四耐です。

 ですが四耐も調べるのが大変でした。まあレースなんかやったこともありませんし、今の四耐がどうなってるのかなんて完全に浦島太郎状態です。まあわからない事を調べるのは面白いですから、それはそれで楽しめました。

 しばらくツーリング日和シリーズに熱中していましたから、今度はラブコメでも出来れば挑戦したいと考えています。