次回作の紹介

 次回作の紹介の前に今年も自作小説にお付き合い頂きありがとうございます。今年挙げたのは、

 黄昏交差点は去年からの年またぎですが全7作です。この中で一番受けが良かったのが黄昏交差点で、次が運命の恋になっています。個人的には運命の恋が一の自信作ですが、自負と他者の評価は必ずしも一致しないようです。

 娯楽系の小説を書いている人間は出版を夢見るわけですが、そのハードルは先が見えないほど高いとしか言いようがありません。とにかくライバルが星の数ほどいます。それを圧倒するほどの作品を書けば良いだけですが、それは勉強すれば東大に入れるぐらいの雑理論です。

 どうすれば買ってまで読みたい作品を書けるかは、才能依存しかないと感じています。そうですね、95%の才能と5%の幸運ぐらいでしょうが。あまり才能には恵まれなかったのは遺憾とするところです。

 ですが幸か不幸か文筆で食べている訳ではなく、あくまでも趣味で書いているだけですから、そのうち宝くじ級の幸運に恵まれて1冊ぐらい出版されるかもしれません。それぐらいの夢を持つのは許されると思っています。

 次回作の紹介ですが、

 鈴鹿スカイラインで出会った和彦に魅かれるコトリとユッキー。ですが和彦は傷心旅行の真っ最中。和彦が振られた理由はともかく、和彦が振られる原因の一つとなった福井の料亭の話が気になります。

 これはマイの実家の料亭に関わるので報告だけはしておこうとなりますが、連絡を受けたマイは翌日には清次を連れて乗り込んで来ます。ツーリングの迷惑にしかならないとボヤくコトリでしたが、そこからマイの異能の真価を知る事になります。

 結果的にツーリング日和2の後半に出したマイが主役になる話です。マイも使いやすいキャラで、かなり楽しませて頂きました。

 ツーリング日和の基本構成はコトリとユッキーにロングツーリングをさせることと、ツーリング先での出会い、そこから巻き起こる事件です。小型バイクでロングツーリングさせるのも大変ですが、どんな人物に出会わせ、どんな事件を起こすかに頭を悩ませるものです。

 コトリとユッキーの存在は長いシリーズでジョーカーみたいなものですが、どう絡ませるかも苦心するところです。ツーリング日和3はその後のツーリング日和シリーズの礎になった位置づけと思っています。

20211223163241