まだあったんだ

 国宝朝光寺参拝の帰りに目に付いた巨大な建造物。近づいて記念撮影を。

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 銀河鉄道999の発着駅(これも古いですが・・・)を思わすような天空を目指す構造物です。ジェットーコースターだろうの指摘が入りそうですが、正確には元ジェットコースターです。かつては左右対称にこのレールが聳え、中間には宙返り部分がありました。当時のCMです。 これが出来たのはあれこれググったところで1978年(昭和53年)で良さそうです。当時は世界一の高さがありギネス・ブックにも掲載されていたの記載がありました。関西の回転系のコースターの走りのようなもので、奈良のドリームランドのスクリューコースターと双璧(つうか2か所しかなかった)とされていたはずです、

 人の記憶なんて怪しいもので、中学生ぐらいで乗ったと思っていましたが、出来た年代からして高校生の時のようです。正直なところ怖かったです。つうか今も絶叫型マシンは苦手です。

 気になったのはいつまで運用されていたかですが、40代の人が子どもの頃に乗ったとの記載があり、その年代の人以上は懐かしい乗り物となっていましたから、1990年頃はまだ動いていたようです。ですが、さらっと調べてもいつ運用が中止になったかは出て来ません。

 このコースターが設置されていたのは東条湖ランドですが、ここは2000年に閉園となり、おもちゃ王国に引き継がれています。これぐらいしか出てこないのですが、おそらくおもちゃ王国に衣替えした時には運用は中止されていた気がします。一方で東条湖ランドの最盛期はwikipediaに残された入場者数から、

    1986年度 - 447,000人
    1987年度 - 595,000人
    1988年度 - 546,000人
    1989年度 - 591,000人
    1990年度 - 527,000人
    1991年度 - 580,000人
    1992年度 - 550,000人
    1993年度 - 430,000人
 これもまたおそらくになりますが、1993年度以降は長期低落になり2000年度の閉園につながったと見ます。ですから2000年の閉園時まで頑張っていた可能性と、それ以前に既に運用は中止されていたかもしれないぐらいです。

 仮に2000年まで運用されていたとしても既に21年です。つうか経営を引き継いだおもちゃ王国がどういう意図で残したのかは不明ですが、今でも健在なのに懐かしいような、寂しいような気がしました。