16周年

 正確には明日ですが、このブログを始めて16周年になります。感想としてはたかが16年、されど16年で、よくまあ続いているものだが正直なところです。

 始めた頃はネットで流行しているらしいブログなるものをやってみるかで始めています。そうそう何故に新小児科医のつぶやきになっているかですが、このブログの前にサーバーにフリーソフトを入れてブログを1年ぐらい書いていまして、その時のブログ名が小児科医のつぶやきだったからです。

 前身ブログがバグって動かなくなり新しく始め直すの意味で今のブログ名になっています。今のブログだって始めた頃は「はてなダイアリー」だったのですが、これも「はてなブログ」に移行になっています。移行の時に何日もかかったのも懐かしい思い出です。

 続いているとという意味では老舗ブログの端くれだと思っていますが、ブログのトレンドもすっかり変わっているようです。今のブログのトレンドはいかにアフェリで効率的に稼げるかのようです。インターネット上の日記と解説されて始めた時代とは様相が変わっています。

 老舗の端くれだとは思ってはいますが、ブログの人気としての寿命は尽き果てようとしています。原因は今のトレンドに乗っていないのもありますが、やはり小説路線が不評です。菲才を悲しむしかありません。

 この辺はやはり16年です。そりゃ、もうアラカンです。世の中の新しい動きに付いて行くのに無理が生じています。そうなるのも順送りで、老兵はそのうち静かに消え去る段階にとっくに入っているぐらいでしょうか。

 リアルの生活でも足掻いてはいますが、老いは確実に忍び寄っています。それでもまだアラカン、まだ体はそこそこ動きますから、残された動ける日々をいかに楽しく過ごせるかを考える毎日です。

 旧友とも話をしていたのですが、小学校ぐらいでガチの年長者と見ていた校長や教頭、さらにベテラン教諭と肩を並べるどころか追い抜いてしまっていると思えば、歳を取ったものだと笑っていました。自意識とは別に周囲からはそう見られる年代に、これまたとっくの昔になっていると言う事です。二人して、

    貫禄ないな
 当時の年長者も同じように感じていたのか、今の年長者は違うのかなんて確認のしようもありませんが、人生の順送りはそこまで来てるのだけは間違いありません。今はまだそれなりに健康ですが、これだってある日突然で急転直下がいつ起こっても不思議無い歳になっているのだけは間違いありません。

 そうそう、かつては定年で隠居して、悠々と余生を楽しむライフスタイルが喧伝された時代もありましたが、あれも幻想として潰えてしまったとして良いでしょう。平均寿命だけは延びましたが、訪れた時代はひたすら、

    働かざる者、食うべからず
 私も旧友も自営業ですから、定年を気にせず働くことは出来ますが、何歳まで働かないといけないんだろうでウンザリした気分になりました。これは旧友も仕事こそ生きがいってタイプじゃないので話が合いました。

 人生は黄昏に突入しています。たとえばもう16年後には70代も半ばです。そこまではブログはやっていないでしょうし、そもそもブログなる物がこの世に残っているかどうかは誰にもわかりません。それを言えば生きてるかどうかもわからない時代に進んで行きます。