この問題も実は触れるにも様々な要素が絡み過ぎてスルーしようかと悩んでいましたが、かつては医療ブログも書いていましたので少しだけ。
去年の全国一斉休校はあれこれ批判がありましたが、今度はどうだろうです。ここも休ませた子どもはどうするのだの議論が手強すぎるのですが、去年とは様相が違います。小児への流行が十分に懸念されるからです。
デルタ株は成人層から若年層にも重症化の率が高くなってるぐらいは言っても良いと見ています。当たり前ですが、
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学校内感染 → 家庭内感染
コロナ問題は下書きを書き上げて数日でも新しい展開があるのですが、学校にコロナ抗原キットをばらまいても一斉休校はしないとの姿勢も政府は見せているようです。抗原検査の精度問題や、検体の採取方法の問題がさっそく噴き出していましたが、個人的には、
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見つけて次はどうする?
どうするもこうするも治療を行うになるのですが、町医者に振られても正直なところ困ります。軽症(今なら中等症でも)なら自宅療養ぐらいしかやりようがないのですが、次に起こる問題が、
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学校内感染 → 家庭内感染
もうちょっと現実的には子どもがコロナに感染しても家族が感染しにくい状況が必要になります。ここも単純には親世代へのワクチン接種です。ここもワクチンがどれほど有効かの議論も控えておきます。現状では他に有効な手段がないからです。
ワクチン接種は配布や供給の問題も含めてドタバタありますが、10月になればかなりの接種率が期待できる観測があります。それまでの間の休校であるとか、リモート学習は考慮しても良い対策と考えています。ただですが、
- 低学年へのリモート学習はどうなんだ
- 受験生への影響は
- 中高生の部活はどうする
- 塾はどうする
- 休んでいる子どもの世話を誰が見る
- 保育所や学童保育はどうする
保育所がらみで言えば、病児保育も大問題でコロナ患児の預かりは無理です。病児保育なんか保育士との濃厚接触しかないものですから、それに対する感染防御対策など夢のまた夢です。コロナ感染児からの家庭内感染を防ぐのが難しい問題と同じ問題です。
それでも一斉休校はどこかで出てくる可能性はあるとは思っています。そりゃ、学校内流行から家庭内感染が頻発すれば、政府だって結果を受けて動きます。9月は何が起こるのか懸念していますが、次の作品の連載が終了する頃に・・・どうなっているのでしょうか。