次回作の紹介

 紹介文は、

 戦略情報本部が探り出した一遍のレポート。出どころは怖ろしいほど強固なセキュリティに守られた新興教団の本部サーバーです。ですが内容はエロ小説なのか体験談なのか得体の知れないもの。


 そこには死んだはずの死刑囚が助け出されるわ、その死刑囚がほぼ完全な性転換を受けるわ、さらにマゾ女奴隷に仕立てるために過激なほどに厳しく調教される様子が赤裸々に描かれています。


 あまりの荒唐無稽さにコトリもユッキーも信憑性を疑いますが、シノブがある見方をすれば、これは女神の事件になりうる事を示唆します。


 神が関与する可能性がある事件となれば話は変わります。そこから推理を重ねた末にたどり着いた先に知る真相とは。

 衝撃の問題作って程ではないのですが、この作品を手掛けた頃はまさにスランプのどん底で、何を書きかけても従来の作品のパターンにしかならずに七転八倒状態でした。

 こういう時には発想の転換が必要とよく言われますが、そんなにコロコロと新しい発想が出てくれば誰も苦労しません。それがホイホイできるなら、とっくに印税で食べれるように・・・ならないか。

 素人なりに悶え苦しんだ末に、ラブロマンスの濡れ場部分をひたすら書いてやろうと考えた次第です。まあエロ小説なんですけどね。書いてるうちにエスカレート。SM要素を次々に盛り込み、性転換も盛り込み・・・これはこれで書いている時は楽しめました。

 ですが純エロ小説は拙いだろうぐらいの判断はあり、ボツ作品に放り込んでいたのですが、これにミステリー的な謎解き要素を盛り込めば、エロもある普通の小説にならないかと、大幅に仕立て直したものが本作です。

 こういう作品もあると言う事でお楽しみ頂ければ幸いです。では表紙絵を、

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