このシリーズも長くなり第14作になります。今回は前作の続編の位置づけで、シリーズ全体の流れは、
こうなっています。この作品の紹介文としては、
最愛の夫山本を失ったシオリは生きる気力も失い、生きがいだったカメラも置いてしまい、引き籠り状態になってしまいます。それを心配するユッキーやコトリたち。そこに浦島伝説も絡む女神の事件が発生。シオリは復活できるのか、女神の事件はどうなるのか。
もう少し付け加えると前作で無理やりと言う感じで登場させたシオリの復活扁的な位置づけと思って頂ければ良いと思います。シオリもシリーズ第1作でこそヒロインでしたが、あそこで結婚させてしまい、さらにシリーズの舞台がコトリの勤務するクレイエールになってからは常にチョイ役扱いでした。
もう一つの狙いは、処女作の時の歴史ムックを織り交ぜたいもありました。そこでほじくり出したのが、浦島伝説。これはブログでムックもやりましたが、もうちょっと膨らませて取り込んだつもりです。
このシリーズの難点は、とにかく年齢に追いまくられること。容姿こそ女神設定で変わらない事にしているものの、宿主である人の寿命は来てしまいます。恋愛要素を絡めるにしても、それなりの年齢でイベントが必要になり、そこから結婚とか出産が出てくると、そこの目配りも常に必要です。
それとシリーズの設定自体が初期の頃は、こんなに続くと思っていませんでしたから、適当な思い付きにしている部分が多いのですが、これだけ続くと辻褄合わせが必要になります。
あれこれ考えているところはありますが、次回作からしばらく新たな舞台で、新たな登場人物が展開するお話になります。今度こそ、後で困らないようなプロットに・・・出来たらイイな。表紙絵も紹介しておきます。