7周年と9周年

数少ない記念日ネタです。本業は遂に10年目に突入です。続かないと困るのですが、それでもここまで良く続いたもんだです。本業の話は生々しすぎるので、「10年目も頑張るぞ!」ぐらいにさせて頂いて、ブログの方です。ブログも7年も続けていると結構な老舗になります。始めた頃はちょうどブログが隆盛期に向かう真っ最中で、猫も杓子もブログ状態前夜だったように記憶しています。

もちろん私の前からブログを始めている人もいましたし、私の後にブログを始めた人もいます。始めた頃は閑散としたブログでしたし、ブログがどんなものかもよく分かっていなかったのもあって、あちこちのブログを読みに行ったものです。そうやって読んでいるうちに「ここ面白い」があれば連日目を通すようになり、やがて巡回ルートが出来上がっていきました。

あれから7年ですが、当時の巡回ルートにしていたブログはめっきり減ってしまいました。ブログごと消えてしまったのもあり、中止宣言を出されたのもあり、更新が滅多にされなくなったのもあります。7年はそういう意味で凄く長いと思います。未だにあんまり変わらず健在なところは本当に珍しいです。

まあ、7年もすれば歳も取ります。歳を取れば仕事環境も、家庭環境も変わってきます。医療系で言えば医療崩壊と言うゴールドラッシュのようなネタが醒めてくると、活動量が落ち込んだところも少なくありません。ブログを続けるためには「書きたいもの」があるのモチベーションが不可欠の自転車操業みたいなものですから、どこかで「もうエエか」が出れば仕方が無いかもしれません。

それと何度か触れたようにネット活動の主戦場をブログから他のツールに移した人も多いです。ツイッターを始めた頃に、「な〜んだ、ここにいたのか」なんてブロガーを見かけたものです。これはたぶんツイッターの方が水に合っていたと思っています。これも時代の流れでしょう。


私もツイッターは少しは慣れました。ただ基本的には苦手で、140字に凝縮すると表現が異様にキツくなる傾向があります。和らげるだけの文字量がないためです。エッセンスを煮詰めて削ぎ落としてしまうと、身も蓋も無い話になってしまうとすれば良いでしょうか。

ブログを書くときには、エッセンスから話を広げていくのですが、ツイッターは逆でエッセンスに絞り込むツールみたいな感じです。あえて喩えればブログが散文なら、ツイッターは和歌とか俳句の世界の感覚です。そいでもって和歌とか俳句のセンスはイマイチ以下というところです。実際もそうですし。

それと今まで伏せていましたが、FBにも手を出してみました。こちらの感想は根本的に性に合わないです。あれはネットの世界と思ったらいけないのかもしれません。私の感想としては田舎のコミュニティみたいな感じです。井戸端会議、床屋談義の類で、発言者が誰かが熟知されており、その発言者がポジションに応じた毒の無いトークを展開するところみたいな印象です。

そういうツールが大人気と言うのは理解し難い現象ですが、理解できない分だけ頭が固くなったのかもしれません。ブログ、SNSツイッターまではなんとか付いていったのですが、FBでは置き去りにされていると思うとチョットだけ寂しい気分になります。まあ、しゃ〜ないかってところです。


そういえば5年程前だったと思いますが、「このブログが10年続けば・・・」みたいな話題が出たことがあります。当時は10年なんて気が遠くなるほど先の話でしたが、7周年まで来れば後3年です。3年だって途轍もなく長いですが、チイとばかり10年が現実味を帯びてきた感があります。10年続ける事にさしたる意味はありませんが、もし10年まで続けばブログの歴史の終焉まで見れる気がちょっとしています。

黄昏のツールの愛用者の感慨かもしれませんが、とりあえず8周年を目指して地道に続けて行きます。