感冒性嘔吐下痢症

小児科でポピュラーな病気の一つです。感染力が強く、子供が罹るとしばしば一家全滅になる病気です。今の外来の主流はインフルエンザですが、この病気も一定の割合で受診されています。小児科医は好んで嘔吐下痢症の病名をつける傾向がありますが、内科になると胃腸炎となります。どう違うかですが、どちらも吐いて下痢するのですが、大人の場合は胃がキリキリ痛む胃炎を併発する事が多いため病名がやや違うと思って頂ければ良いかと思います。

この病気を外来をやっているとしばしば貰うのです。開業してからはヒマだったのと気合で逃げられていましたが、今年はついにもらいました。これまでのものに較べると比較的マイルドなんですが、それでも昨日は診察の合い間にタンマリ点滴をして、夜は何も食べられない有様で、おまけに熱が出て一晩中ガタガタ震える状態となってしまいました。食べてないので水分だけでも取らないといけないのですが、少し飲むと胃がキリキリ痛んでもだえ苦しみ、これは今朝になってもまだ続いています。

まあ前回は腹痛に耐えかねて鬼のように鎮痛剤を乱用して、挙句の果てに機能性の腸閉塞まで起して入院した事を思うと随分マシはマシです。マシですが辛いのは辛い。よほど休もうかと布団の中で思案しましたが、今日は午前中だけだし、1月にもインフルエンザで臨時休診しているので、これ以上は商売上痛いので這うように出勤してきました。

てな事を書いているとまた胃がキリキリと痛みます。若くないですね〜・・・。