ケモの後遺症

 術後ケモの後遺症として末梢神経障害が残っています。本当に末梢で手の指先と足の土踏まずから先ぐらいがビリビリと痺れています。手の指先の方がまだマシで、足の方はそれなりのものがあります。

 このエントリーはぎっくり腰になる前に書いていたので付け加えておきますが、ぎっくり腰の原因の一つである椎間板ヘルニアによる末梢神経麻痺との鑑別は整形外科を受診し、

    症状に変化がないならだいじょうぶでしょう
 ですからオキサリプラチンの副作用なのですが、なんとなくあそこで打ち切りにしておいて良かったと思ってるぐらいです。オキサリプラチンの副作用も確実に蓄積作用はあり、もう1クールやっていたら後遺症も大きくなっていたと予想されますものね。

 この末梢神経障害への対策も研究はされていてメンタムが効くなんて論文もあって試してみたくなったぐらいです。もっとも論文をよく読むと一例報告みたいなもので、メンタムが著効したというより自然に良くなったとも見れるところもります。そんなにお手軽に治れば誰でもやりますものね。

 末梢神経障害のGrade 3の長期予後みたいなデータが消化器癌治療の広場にあったので引用しますが、

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 ざっとした読みですが、10週間ぐらいまでは残る者が多く、15週ぐらいにかなり減り、25週ぐらいで殆どが回復するぐらいに見えます。私の場合はGrade 2程度のはずで16週ぐらいは経過しているはずですから、冬までに回復して欲しいぐらいの気持ちでいます。

 最後の最後は個人差になってしまうのが致し方ないところですが、案外鬱陶しい後遺症になっています。生き延びるための代償なのは頭でわかっていても、日々の支障はどうしてもになりますからね。