リアル・ツーリング日和8 小さなカスタム

 モンキーと言えばカスタムと言われるぐらいですが、購入時にまず3つしています。

  1. グリップヒーター
  2. リアキャリア
  3. リアボックス
 グリップヒーターは冬の寒さ対策ですし、キャリアとリアボックスは最低限の実用性と通勤対策です。他にはタコメーターもかなり検討していましたが見送っています。他に欲しいと思ったのはコンパス。これについてはあれこれ調べましたが、やはりバイクの磁気の影響は大きいようであきらめました。

 将来的な事はともくかくとして、現実的に欲しいのは時計です。タコメーターを最後まで検討していたのは、タコメーターが是非必要と言うより、オマケで付いている時計が欲しかったのはあります。ですが、それじゃあ本末転倒も良いところですしお世辞にも安くありません。そりゃ、本体はタコメーターですからね。


 時計が欲しい人は私だけじゃないようで、サードパーティ品もあるのはありますが中途半端に値が張ります。その割にはデザイン的にどうかなんかもありまして、あれこれ考えた末に腕時計を巻き付ける方式にしました。

 それをやっている人もおられますし、値段も百均と言わずともチーカシなら高くないですしチーカシでもカシオなら防水も性能も一定の信頼がおけるはずです。さっそく購入して巻き付けようとしたのですが、

    ありゃ、上手く付いてくれない
 巻き付けたのはハンドルの中央部です。ここにはちょっとした飾り金具があり、時計部分の平たいとところにマッチすると思ったからです。つうか、そこに付けているのも見たことがあります。上手く装着できない理由はシンプルで腕に較べて細すぎるに尽きます。

 ありゃと思いながらしばらくは保留状態になりました。しばらくしてググっていると参考になるサイトが見つかったのです。やはり単に巻いているだけでなく一工夫を凝らされていました。腕時計を付けるのは人の腕と異なるところがあります。

 違いは色々ありますが、バイクに付けるにはガッチリ固定させる必要があります。少しでも緩いと振動でガタガタし続けます。これを時計バンドでやろうとするとどうしても緩みが出ます。参考にしたサイトではマジックテープを使っています。

 なるほどと思いました。時計バンドは穴単位で締めますが、マジックテープならシームレスになりますものね。そこでマジックテープとか両面テープを買い込んで工作開始。ですが、やっぱり装着部が細すぎます。私の見るところ1cmぐらい時計本体の下に厚みが欲しい感じです。

 それも単なる厚みではなく、スポンジ様のものが望ましい感じです。ベルトで締めた時に隙間をクッションでカバーしてくれるぐらいの役割です。とはいえ、そんな適当なものが転がっていません。消しゴムも考えたのですが、もうちょっと弾力性が欲しい感じです。

 百均回りをやった末に見つけたのが扉の隙間テープ。これならと思ったのですが、今度は柔らかすぎるのが判明。どうしたものかと思ったのですが、二段重ねにすることでなんとかなりました。

 ベルトの方のマジックテープも難物です。参考サイトではマジックテープを貼り付けただけですが、それではベルトが長すぎるのです。長すぎてベルトを締めるのにも難儀しますし、余ったベルトが見苦しい。そうなると切るしかありません。

 何回も微調整の末についに完成。ハンドルから外した姿は二段重ねのクッションで不格好ですが、装着すればそこそこの見栄えになってくれています。さすがにここは画像を出します。

 やったぁと喜んだのですがやはり欠点が・・・雨に弱すぎる。時計本体は5気圧防水ですから問題はないのですが、問題は時計本体の裏に重ねた隙間テープ。雨が降ればクッションが水を吸います。その状態で放置はどう考えてもよろしくありません。

 通勤時にも時計があった方が望ましいですが、そこは目を瞑り、ツーリング時専用にせざるを得ないようです。雨の日にツーリングをする気なんてありませんからね。

 まあ、長時間の振動にマジックテープが耐えられるかとか、マジックテープを貼り付けている両面テープが剥がれないかの問題も残ってますが、そこはチーカシですからどこかで落っことしてもあきらめはつくぐらいで考えています。