リアル・ツーリング日和7 バイクの明日みたいな話

 クルマにEV化の流れが押し寄せているぐらいは知っています。たしかに技術的には可能な水準になんとか到達しているようですが個人的にはどうだろうが正直なところです。EV車の弱点はやはりバッテリー。リチウムイオンバッテリーの実用化は素晴らしいと思ってはいますが、それでも難点は多いと見ています。

 他にも充電インフラとかの整備問題もありますし、さらに言えばそれだけの電力供給問題もあります。それもひっくるめて問題はやはりバッテリーの気がしています。もう一段のブレークスルーがないと少数ならともかく一斉切り替えはどこかで無理が生じそうな気がします。

 それでもEV化への流れは続くとは思います。この辺は水素だとか、代替燃料なんて話もあるようですが大雑把にガソリン車廃止の流れだけは続くぐらいの見方ですが、それでもガソリン車が無くなるにはまだ時間がかかる気がしています。わかんないですけどね。というのもバイクにもEV化への流れは出ています。試作車じゃなく販売車も出ていたと思いますが、どうなるのだろうはあります。

 電動自転車に毛の生えた程度ならすぐにでも可能でしょうが、現行の中型、大型バイクに匹敵するものは作れるのだろうかぐらいです。作れそうな気もしますが、そもそもの話になりますが、まずクルマのEV化が先行してバイクが後に続くぐらいを予想しています。

 クルマにしろバイクにしろEV化が国策で推進されたら個人では抗らいようがありません。ですから思いっきり問題を矮小化しますが、自分に残されたバイクライフの期間でどうなるかです。10年ぐらい先なら殆ど関係なくなりますし、15年とか20年になれば寿命との競争レベルになります。現在の私の予想としてはなんとかクリア出来るのじゃないだろうかぐらいです。


 実はクルマも好きなのですが、その発展の方向性は好みません。これはあくまでも私の好みのお話ですが、今のクルマの発展性として目指しているのが自動運転に見えて仕方がないのです。そういう方向性が好きな人に文句を付ける気などサラサラありませんが、それだったらバスにでも乗っ取れと言うのが私の感想です。

 この辺は実用性と趣味性が常に出るお話になりますが、クルマでも運転する事が大好きな人と、そうでなく単なる運搬手段の一つとしている人がおられます。自動運転は運搬手段の究極目標とも言えそうで、それを支持する人が多ければいたしかた無いぐらいです。

 ですがバイクに自動運転化は押し寄せる可能性は低いと見ています。素人が考えても技術的難度が途轍もなく高そうにしか見えないからです。加えてクルマに較べても趣味性が高い乗り物です。自分で操って運転するのが好きな人がバイク乗りと勝手に思っています。

 これだって将来はどうなるかなんて、そこまで生きていないとわかりませんが、これまた私のバイクライフ、人としての寿命からすると劇的な変化はないと期待しています。

 だって、だって、やっと新車を手に入れたと言うのに5年もしたらEV車に買い替えざるを得なくなるのは悲し過ぎます。せめて、そうならない事を祈るぐらいはしても良いと思っています。