カブに始まってカブに終わる

 10月に発注したバイクは予定通りで音沙汰無しです。仕方がないのでツーリング日和の続編を書きながら架空のツーリングを続けています。とにかくオミクロン流行ですから、ひたすら家に籠るしかないので、外を出歩く話でも書いて無聊を慰めているのもあります。

 タイトルにしたのは釣り人の名言である、

    フナに始まってフナに終わる
 これをもじったものですが、バイクの方は誰が言ったのかな。相当どころでない前に聞いたのだけは間違いありません。でも、釣り人以上に当たってる気がします。

 バイク乗りが初めて乗ったバイクはなんだになります。この辺は時代で変わってきている部分はありますが、いきなり大型に乗った人は珍しいと思います。バイクはクルマとは比べ物にならないぐらい車格差は大きくて、やはり大きなバイクは初心者にはプレッシャーになります。

 それに今だって大型どころか中型だって身近に存在していると言えません。それに比べると原付バイクははるかに身近に存在します。今はスクーターになっていますが、かつては圧倒的にカブ(メイト、バーディも含む)でした。

 カブなら自転車を乗れれば運転可能として良いと思います。それとちょっとした空き地があれば、試し乗り程度は可能です。この辺もクルマとの違いです。かくいう私も田舎者でしたから最初はそうでした。

 カブは走りやすいバイクで、悪路も強く、低速域では余裕のパワーを発揮します。その特性は今でも道路事情の良くない国でのベストセラーになっているので良くわかります。頑丈なのは伝説級です。

 ただスピードが出るとは言い難いところがあります。バイク好きなら、カブで始まって、段々と大きくスピードの出るバイクにステップアップした人が多いと思っています。今ならスクーターですかね。


 バイクはクルマに較べて体格、体力によって乗り手を選びます。そう歳を取って来ると大型どころか、中型バイクでも重荷に感じてしまう人が出てきます。重荷を感じてバイクを辞めてしまう人もいますが、それでもバイクに乗りたい人はダウンサイジングに向かう人も少なくありません。

 さすがに原付一種まで落とす人は少なくありませんが、原付二種に乗り換える人は確実にいます。すでにスピードに熱狂しなくなり、長距離ツーリーングも考えないのなら原付二種で十分じゃないかぐらいです。

 乗り換えた人の感想も似ていまして、パワーがない、振動が強いです。そりゃ、そうでしょう。比較対象が大型、中型なら出てこない方が不思議です。そこに不満が出ないのなら大型の存在価値がありません。ですがメリットとして口にする、

    乗り出しやすくなった
 体力と気力の衰えは大きなバイクを駐輪場から引っ張り出すのも億劫になってきます。それが小さくて軽くなったので気軽に乗り出せるようになるぐらいです。走り出してからもそうで、取り回しの負担が劇的に減ります。
 
 パワー不足を感じようが、振動が気になろうが、気軽にバイクに乗り出せるメリットはデメリットを押し流すぐらいです。


 少しだけ憂えれば、原付一種は各種の規制で衰退しています。日本のバイク人口自体が衰退しているのもありますが、かつて入り口であった原付一種が衰退するとバイクに触れる機会も減ります。触れないと乗らないに通じます。

 それとクルマにも共通していますが、若者はクルマの免許に昔より執着しなくなっています。今でも普通免許を取れば原付一種は付いて来るはずですが、原付二種に乗りたければ新たな免許の取得が必要になります。

 これからどうなっていくのかぐらいでしょうかね。