リアル・ツーリング日和4 プチツーリング

 500kmを越えオイル交換を済ませたので、取説の慣らし運転期間は終了です。そこでプチツーリングを敢行です。あくまでもプチですけどね。

 まずは新神戸トンネルを抜けて箕谷に出て、有馬街道で唐櫃に向かいます。唐櫃から北六甲有料道路です。ちなみに新神戸トンネルは50円、北六甲有料道路は終点の三田まで走っても30円です。料金が安いのはありがたいのですが、バイク乗りならわかると思いますが、

    料金所の支払いがメンドクサイ
 これだったらタダにしろと叫びたい気持ちになります。ここも便利は支払いグッズを探してみましたが、良さそうなものは見つかりませんでした。

 三田からは下道ですが、着いたところはフラワータウン。ひたすら道なりに走って行くと国道176号と出会います。ここも有馬富士公園の方から県道を走る選択もありますが、あの県道はかなりの峠道を越えますから自粛です。

 国道176号を北上していくと古市を過ぎた頃にデカンショ街道に入れます。デカンショ街道を東に、東に走れば篠山に行きつきます。この日はさらに東に進んで福住宿まで足を伸ばしてみましたが、目指していたのは篠山です。

 これも下調べで篠山城の駐車場は二輪が無料となっていたのでそこに停めたのですが、ちょっとした事件がありました。事件というほどのものじゃないのですが、たまたま停めたところ隣にハンターカブとダックスが停まっていたのです。

 どちらも入手するのに苦労させられるバイクですから、ちょっとしたレア車の競演状態になったぐらいです。とくにダックスの実車は初めて見たのですが感想は、

    エラいでかいな
 恥ずかしながら昔のダックスをリアルタイムで知っていますから、今のダックスはここまで大きいのかと感心した次第です。その時に気づいたのですが、今のモンキーを大きい、大きいと言う人の気持ちがやっとわかりました。ダックスも立派に成長しているとさせて頂きます。


 篠山もホントに久しぶりで、前に来たのは大書院が再建された頃のはずです。大書院が再建されたのは確認すると2000年となっていますから20年ぶり以上になります。あの頃は大書院も新築でピカピカでしたが、今はかなり落ち着いた色合いになっているのに歳月を感じさせられました。

 市内の探索もしたのですが、かなり様変わりしています。昔からと思うわれる店がある一方で、オシャレそうな店が増えている感じです。カフェなんかなかったはずですからね。

 篠山は昼食目的もあったのですが、ここもネット情報で蕎麦屋が増えていると言うのもありました。それも出石と同様に皿蕎麦で提供してくれるとなっています。お目当ての店は簡単に見つかってくれ皿蕎麦を注文です。

 お味は・・・悪くはありませでしたが1回で良いかなって感じです。この辺はまだケモの影響による味覚障害が残っている分を差し引かないといけませんが、近所ならまだしも篠山まで再び食べに来ようと思わなかったぐらいです。

 皿蕎麦を食べた後ももう少し探索していましたが、そこで妙に目についたのが鯖寿司。篠山でどうして鯖寿司と思いましたし、どこかの店の謳い文句に鯖街道云々の話も盛り過ぎだろと思ったのは白状しておきます。

 ですが良く考えてみれば篠山も鯖街道の一角かもしれません。一般的に鯖街道と小浜から京都に若狭街道を通り塩鯖を運ぶルートを指します。ですがこれとは別に西の鯖街道もあり、こちらは高浜から堀越峠ぐらいを越え京都を目指すルートになります。

 高浜から堀越峠を越えると鞍馬街道に入るのですが、これを東に進めば京都ですが、西に進めば福知山になります。ですから京都だけでなく西に進んだ塩鯖の行商人がいても不思議とは言えません。福知山から南下すれば篠山ですから・・・やっぱり無理あるかな。そんなことはともかく、次に篠山に来たら鯖寿司を食べてやろうと思った次第です。


 篠山で昼食を終えたら帰るのですが、来た道を帰るのに気が進まなくなりました。往路は六甲山トンネルを回避したので有馬街道を通っていますが、昔よりマシになったとはいえ有馬街道と言えば渋滞の名所です。時刻的にも混んでそうな気がします。

 しばし頭の中の地図で考えていましたが、有馬街道を回避するためにデカンショ街道を西に進み国道175号から南下するルートを取る事にしました。思ったより遠かったですが、無事に国道175号に入る事が出来て、ひたすら南下です。

 国道175号はバイパス工事が進んでいてひたすら快走。滝野から小野、三木と通り抜け、目指すは西神中央です。西神中央から4車線の道が旧西神戸有料道路まで続いており、その先は20円也の山麓バイパスになります。


 プチツーリングの感想ですが、予想通り長時間走行は体に応えます。この辺はバイクの長時間走行に体が慣れていない部分も大きいところです。それも含めての慣熟走行ですから、満足の行く走りになってくれました。

 反省点はもうちょっと小まめに休憩を入れた方が良さそうぐらいでしょうか。そうですね、30分は無理としても1時間に1回ぐらいは休憩を入れるぐらいです。そんな気もあるにはあったのですが、休憩ポイントのコンビニに入り損ねたのが最後に応えたぐらいの感じです。