リアル・ツーリング日和3 慣らし運転

 慣らし運転と言っても神戸市内じゃ距離が稼げません。つうか市街地走行は信号でひたすらゴー・ストップの繰り返しでシンドイだけです。そうなると目指すは市街地走行です。

 神戸から市街地走行を目指すとしたら北区か、西区にまず抜ける必要があります。住んでいるところの関係で、

  • 北区に抜けるには新神戸トンネル
  • 西区に抜けるには山麓バイパス
 北区へは新神戸トンネルより六甲山トンネルの方がベターではあるのですが、慣らし運転中と言うことで控えています。六甲山トンネルは慣らし運転中には避けておいた方が良いとの判断です。

 まずは北区に抜ける新神戸トンネルを走ったのですが、いきなりモンキーの限界を試される事になってしまいました。新神戸トンネルは空いてさえいれば、流れがとても速いところなのです。とばす気はないのですが、走行車線で流れに乗っているだけで余裕で速いのです。

 結果として最高速テストみたいな状況になってしまいましたが、この辺はやっぱり小型バイクだとよくわかった次第です。最高速自体は先代のアドVと同じぐらいってところです。エンジンスペックが変らないので当然の結果と言えばそうです。

 それでも安定感はモンキーの方が上です。理由は単純で良さそうで、タイヤがアドV125に較べると大きくて太いからとして良さそうです。この辺はさすがに歳ですから、もっと速く走りたいと言うより、こういうところは敵わんなぐらいが感想になった次第です。

 モンキーに高速走行は似合わないぐらいとして良いと思っています。ですから新神戸トンネルを抜けて一般道に入ってホッとした気持ちになりました。モンキーが本領を発揮するのは空いた市街地道路をトコトコと快走するものだと実感した次第です。

 北区にさえ出てしまえば、道さえ選べば平坦から緩やかな丘陵地帯を走れます。クルマも少ないですし、信号も少ないぐらいです。この辺なら道も良く知っています。ここは小型バイクの強みで、道幅は少々狭くなっても平気ですからね。


 この慣らし運転ですが、取説では500kmとなっています。一般的には1000kmですが、そもそも慣らし運転になっているかが疑問なところがありますが、あれこれ考えた末にまず500kmでオイル交換を行い、次に1000kmでもオイル交換を行って終わりにしようと考えています。

 この辺はカブ系のエンジンですし、今どきのバイクに慣らし運転など不要の意見まであります。さすがに不要とは思いませんが、慣らし運転より現実的には慣熟運転の比重の方が大きいので、それぐらいで勘弁したろぐらいです。

 成果ですが、500kmのオイル交換をする頃には、かなりスムーズに運転が出来るようになり、これこそ慣らし運転だって感じになったのは笑っておいてください。こんなものしょうがないじゃないですか。いきなりここまで出来るはずがないですからね。