リアル・ツーリング日和2 燃料計

 MT車に必要なものは、

    慣れ!
 クラッチ合わせにしろ、シフト感覚にしろ、そうだそうだホンダの罠とまで言われるウインカーとホーンの位置が逆転してるのも体が覚えてくれないと始まりません。どのシフトでどれぐらい走るのかも慣れる以外にありません。

 そういうのに慣れるのも慣らし運転の一環のはずです。これも本来の慣らし運転とは意味が変る部分はありますが、リターンライダーみたいなものですから、慣熟走行になってしまうのも避けようがありません。

 ギアについては1速はかなり低い感じですが、2速はちょっと高い感じがしています。この辺も慣れるまでは安易に1速に落としてギッコンバッタンをかなりやらかしてます。1速はやはり発進専用みたいなものと思っていますが、2速の低速走行がちょっと苦しいところがあって・・・この辺の感覚も走って慣れるしかありません。


 つうことで慣らし運転をしているのですが、モンキーの欠点とされる燃料計の真相がわかりました。これはかなりクセがある燃料計です。クルマも含めてこれまで知っている燃料計は、

  1. 最初が減りにくい
  2. 減り始めるとわりと早い
  3. 燃料警告ランプが点き始めると残り1リットルぐらい
 モンキーの場合は20kmぐらいで最初の1目盛りが消えます。もうって思いましたが、そこからも落ちるのが早くて、走行状態によりますが、おおよそで180kmから200kmで燃料計警告灯が点滅し出します。そこで給油をしたら4リットル弱ぐらいです。

 これじゃ、わからないですよね。モンキーは5.7リットルのタンク容量がありますから、まだ2リットル弱ぐらいは残っていることになります。2リットル弱と言っても、リッターあたり走行条件が良ければラクラク60km/lぐらい走りますから、まだ100kmぐらい走れると言うことです。

 燃料切れで立ち往生を防ぐと言う観点からは安全性は高いとは言えますが、燃料警告に忠実に従っていたら、満タンで300kmぐらいは走れるはずのメリットが損なわれる気がしました。

 どうもなんですが、モンキーユーザーは燃料計ではなくトリップメーターで給油タイミングを計っているようです。そうですね、満タンから250kmぐらいを目安にした給油です。さすがに300kmまで粘ると危ないぐらいの判断でしょうか。

 燃料切れの警告も1リットルぐらいにして欲しかったところですが、これもそういう燃料計だと思うしかありません。かつては燃料警告ランプどころか、燃料計すらないバイクにも乗っていましたから、なんか昔に帰った気分です。ただし、リザーブタンクへの切り替え機能はモンキーにはないですけどね。