夢だけの気分転換旅行

 休薬期間中はそれなりに回復するのですが、とりあえずケモが終わって体力気力が戻って来たら、気分転換に旅行も良いなと思ったりしています。すっかり出不精になってしまい、旅行と言っても想像のツーリングばかりさせているだけです。

 じゃあ、どこに行くかになりますが、バイクのお泊りツーリングはパスです。さすがに自信がありません。歳ですからね。あのバイクですから、日帰りで気持ち遠目ぐらいが関の山でしょう。

 そんな事はともかく、なぜか頭に思い浮かんだのが東京です。今さら過ぎて笑われそうですが、東京って2回ぐらいしか行ったことがないのです。学会? 安定の留守番でした。

 そんな東京で行ってみたいのはこれまた定番中の定番の皇居とか国会議事堂、浅草寺とかそうですね、スカイツリーじゃなくて東京タワー。この辺は時代的なものもありまして、自信はないのですが、関西なら中学の修学旅行の定番は東京だった時代があったはずです。関東が京都みたいなものです。

 それが微妙に変わりまして北九州だったのです。当時はどっちでも良かったようなものですが、今から考えれば北九州は観光に行こうと思えば行けるところですし、実際にも行きました。ところが東京の定番となるとどうしてもモチベーションが下がります。

 若い時なら、あんなところにですし、歳を取れば今さら感みたいなものでしょうか。1回目の東京訪問がそんな感じで、あの時は大学受験がらみでしたが、諸般の事情でポッカリと時間が出来てしまい、親戚の家で2泊ぐらいさせてもらったはずです。もちろん東京見物もしたのですが、勇んで1人で出かけたのが原宿つうか竹下通だったかな。

 覚えている人もいるはずですが、あの頃は竹の子族なんてものが有名でして、田舎者なもので、これこそ時代の最先端の様子を見逃せないの感覚です。歩道橋から見ましたよ。感想は・・・少なくとも時代風俗の一つを自分の目で見たぐらいの価値はあると思っています。


 この歳でこの修羅場経験中ですから、たとえ再発なく治ってくれたとしても健康寿命はいやでもカウントダウンが鳴り響いてくるのがわかります。どこまで元気なのかは個人差が大きすぎますし、体力に連動する気力の衰えも出て来るはずです。

 はとバスで東京巡りを一度ぐらいやっても贅沢とは言えないでしょう。そうですね、行きに一泊、2日目に定期観光バスで観光。もう一泊して帰宅です。一泊二日はちと厳しい気もしますから、それぐらいは良しとしまよう。これが夢で終わらず現実化しますように。