蒜山

 蒜山高原に行ったのは小学生の時に家族旅行で行ったはずです。言うのも嫌ですが半世紀前のお話です。蒜山の記憶なんて断片的も良いところで、なんとなく良かったところぐらいしか覚えていません。怪しげな記憶をつなぐと松江とか玉造温泉もセットで行ったはずですが、さすがに古すぎる記憶です。

 小説で行かそうと思って改めてしらべたのですが、位置的には大山の南側になるのですが、蒜山高原は岡山なんですね。これだけで怒られそうですが、神戸からでもそんな認識です。大山は鳥取なのですが、蒜山からなら蒜山大山スカイラインで大山周回道路に向かうのですが、このスカイラインの途中ぐらいに県境があります。

 この蒜山大山スカイラインも中国地方で屈指のツーリングコースになっていますが、これもかつては有料道路だったそうです。おそらく半世紀前はそうだったはずですし、たぶん走ったはずです。まったくと言って良いほど覚えていませんけどね。

 それと蒜山と言えば今は蒜山やきそばが有名なようですが、半世紀前にも元祖とされる、ますや食堂はあり、そこで蒜山やきそばは存在はしていたはずです。もっとも半世紀前に食べたどころか、そういう存在も知られておらず、さらに言えばB級グルメなる言葉さえ存在していなかったはずです。

 後はジャージー牛ぐらいでしょうか。ホルスタインに較べると搾乳量は2/3ぐらいらしいですが、その代わりに濃いくて美味しいとされています。ジャージー牛の日本での希少価値ですが、乳牛は百四十万頭ぐらいいるそうですが、ジャージー牛は一万頭ぐらいで、蒜山には二千頭ぐらいいるとなっています。ですがソフトクリームなりに感動した記憶は残っていません。食べたかどうかも不明です。

 なにをつらつら書いているかですが、どうして子ども心に蒜山は楽しいところの記憶が残ったんだろうです。小説にするので蒜山のことはあれこれ調べたのですが、今となってはなにも思いだせませんでした。蒜山ぐらいなら死ぬまでに再訪は可能かもしれませんが、行けば何かを思い・・・出さないでしょうねぇ。