強襲揚陸艦「独島」

どうもこの船はいろんな呼ばれ方をされているようで、輸送艦と呼ばれたり、韓国式軽空母と称したりです。

それにしても強襲揚陸艦なんて韓国がどこに使うかと記事を読んでいけば、ひとつは災害援助に使うとありました。あれだけの船ですからさぞたくさんの物資を運べる事でしょうから援助には良いかもしれません。

もうひとつは韓国が支配権を主張している竹島が日本に攻められたらこれを死守奪還するのが目的だそうです。笑いそうな話ですが、これはジョークや作り話ではなく、そのために竹島の韓国側の呼称である「独島」を艦名にしたと高らかに書いてありました。ほとんど正気の沙汰とは思えません。戦国時代じゃあるまいに日韓が竹島争奪のために局地戦を行なう事を現実の戦略として真面目に考えているとは神経を疑います。

私は朝鮮民族はもう少し高尚な民族だと買いかぶっていたみたいです。領有権の主張はするのは勝手です。日本だって北方領土返還のための息の長い運動を行なっています。ただし強襲揚陸艦「えとろふ」や「くなしり」を作り、これを海外に向かって「北方領土奪還のために作り上げたわが国の技術の粋を集めた新鋭艦である」なんてあほな事をしません。「しません」と言うよりそんな事を思いつきさえしないと言う方が正しいでしょう。

もし強襲揚陸艦進水式でそれに近い発言を自衛隊幹部や政府要人が一言でも漏らそうものならそれだけで大問題となり、最悪社会から放逐されます。これが常識であり、最低限のモラルです。モラル以前の話と言ってもよいでしょう。そんなモラル以前の話を官民上げて盛り上がる韓国人が理解できません。

私たちは北朝鮮の外交交渉における厚顔無恥ぶり、牽強付会の強弁を知っています。唯我独尊の独善的主張のみを言い放ち、少しでも自分の意に染まないものがあれば、直ちに交渉のテーブルを蹴り放つ、駄々っ子のようなあの姿勢です。

これは北朝鮮の独裁者による閉鎖的軍事的統治による産物と思っていました。ああいう特殊な統治体制によるいたし方の無い事情によるものと信じていました。ところが南の韓国も一皮剥けば五十歩百歩であることが今回の事で露呈し、結論として朝鮮民族の特性とせざるを得ません。

かつて日本を占領統治したマッカーサーは「日本人の精神年齢は12歳である」と発言し、敗戦国民である日本人は「そんなものかもしれない」と自嘲したものです。今回の韓国の態度はマッカーサーならいったい何歳と評価するのか泉下に行って聞いて見たい気がします。

まあそれでも日本の反応は見上げたものですね、ほとんど無反応に近いのはたいしたものです。日本人の精神年齢も少しはあがったのかしらん。