はるか半世紀前の子ども時代より気温は高くなっているのは実感しています。とにかく暑くて1000kmの慣らし運転を終えて、いざロングツーリングにチャレンジの意気込みだけはありましたが、そんなもの外に出た途端に雲散霧消します。こんな暑い中を走ったら熱中症への無謀なチャレンジみたいなものです。
夏は暑いものですが、子ども時代から青春時代に夏の暑さを表現する気象用語がマスコミも頻用していたと記憶しています。ちょっと挙げておくと、
- 猛暑日・・・最高気温が35℃以上
- 真夏日・・・最高気温が30℃以上
- 夏日・・・・・最高気温が25℃以上
- 熱帯夜・・・最低気温が25℃以上
暑さの象徴と言えばやはり熱帯夜でしょう。字面だけでも暑そうなだけでなく、寝苦しい蒸し暑い夜を連想させますから、風物詩の様に頻用されていた気がします。たとえばですが、
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〇〇日連続熱帯夜
熱帯夜になることが異常であり、これが何日も何日も続くのは異常事態が起こっているみたいな感じでしょうが。今では夏は熱帯夜になるものぐらいになってしまい、用語としてのインパクトが低くなったの判断もあるのかもしれません。
プロ野球も夏の暑さの影響があるのじゃないかと思ったりしています。セリーグの本拠地でドームになっているのは東京ドームとバンデリンドームです。残りの4球場は屋外です。プロ野球はナイターですが夜も熱帯夜が使われなくなるぐらい暑くなっています。
屋外球場での連戦が続くとボディーブローのように応えてくる気がするのです。どう考えたって涼しいドーム球場で試合をする方がラクですよね。
今年も阪神は恒例の死のロードに出ましたが、これだけ暑くなるとドーム球場の涼しさの利も影響してくる気がしています。阪神は死のロードに出ると本拠地を京セラドームにします。そうなると死のロード中のドーム球場での試合が増えるはずです。
仮に死のロードが無ければとりあえず半分は甲子園になりますから、ドーム球場の夏の涼しさの利を考えるとどうなんだろうと思っています。プロ野球もホームの利、アウェーの不利はあり、ドーム球場の涼しさの利だけですべてが説明できるものではないでしょうが、今年の阪神の好成績を見てふと思ってしまったぐらいです。