死のロード

 夏の高校野球の時期になるとここのところ毎年のように出て来るのが、酷暑の甲子園で試合をすることの是非です。この件について深入りする気はないのですが、その中で、

    東京ドームですれば良いのに
 これは有力意見ではないですし、読んだ時にはなんでもかんでも東京に持って行こうとするなぐらいにしか思っていませんでが、もう少し考えてみると面白い意見の気がしてきたのです。これは高校球児の健康問題より阪神のためです、

 東京ドームは巨人の本拠地ですが、選手権大会が開催されるとなると巨人が大会中に本拠地を明け渡して死のロードに出てくれるんじゃないかの期待です。もしそうなった時ですが、阪神は死のロード中の本拠地試合をを京セラドームで行っていますが巨人ならどうするだろうかです、

 関東でプロ野球上でドーム球場を選ぶとすると西武のベルーナドームしかありませんが、あの球場は雨を防ぐ屋根こそありますが構造上エアコンが効きにくい球場です。寒い時期にはムチャクチャ寒く、暑い時期にはムチャクチャ暑くなると聞いた事があります。とはいえ神宮も、横浜も、千葉マリンも屋外球場です。

 巨人が死のロードになった時のベルーナドームは屋外並みの暑さと見れそうですから、死のロード中のドームの試合はバンテリンドームだけになってしまい、これは結構な負担になってくれそうじゃないですか。


 そこまで考えてほくそ笑んでいたのですが、甲子園と東京ドームの大きな差があります。東京ドームは人工芝なんです。それなら昼間は高校野球、夜はプロ野球に出来てしまいそうです。

 巨人だってむざむざ死のロードなんて不利過ぎる条件を受けないでしょうから、高校野球側にさらなる試合短縮を求めて夜のドーム試合を確保させるはずです。高校野球も延長戦はかなり短くなるルールになっています。

 そうなると高校野球を東京に持って行かれるだけの話になりますからやはり却下です。どうでも良い事を考えているうちに高校野球も終わってしまいました。この時期も昔は秋の気配がどこかに忍び寄る時期でしたが、とにかく暑いですねぇ。