バックにいる人はだ〜れだ?

rijin様こと中村利仁先生は千葉大高齢社会医療政策研究部の客員教授です。つうよりネットの医療関係の論客として広く知られている人物です。このrijin様があるワクチン反対団体に質問メイルを送られたそうです。この団体は積極的な反ワクチン活動を行なうと同時に、ワクチン接種を行わない事によって生じる不利益への警告はシャットダウンする方針であるそうです。えらくボカして書いていますが、当該団体のHPを確認してみると確かにそうなっていました。

この辺はそういう方針で活動される団体と言う事で、そういう方針に対するメリット・デメリットも含まれての事と理解しています。そういう団体の方針にわざわざ抗議を送ると言うのも酔狂と思わないでもありませんが、rijin様にはそういう一面もありますから、そこまでは「おもろいな♪」ぐらいの感想にさせて頂きます。

幾つかメイルのやり取りがあったそうですが、考えるまでもなく意見が相容れるはずもなく平行線になったようです。ここで最後の反ワクチン団体の一種の「捨てゼリフ」が非常な興味を惹きました。ここからはツイッターで公開されているので直接引用します。

正確な言い回しは、「…これ以上、何か、言って来たら、私たちのバックにいる人に出て来てもらいますので。。。 あしからず。」でした。ある反ワクチン団体の方です。

こういう表現は相手を恫喝する時に良く用いられます。たとえば、

    舐めてもうたら困りまんな。わいらのバックには○○組がいるんでっせ。
用法として直接相対している相手にとって、そのバックにいる人物が非常に怖いとか、頭が上らないとか、相手にしたくない時に持ち出されると存じます。一種のジョーカーみたいなもので、これさえ出さば相手を黙らせる事が出来る、ないしは引っ込ませる事が出来るの脅し文句の一類型です。あんまり品が良くないものですが、ここでrinin様も医療関係者も抱いた疑問は、
    バックの人物とは誰なんだ?
つうのもワクチン問題で、ワクチンを推奨する立場の医師が恐れおののく人物が具体的に浮かんでこないからです。少なくとも医師では無意味です。たとえ大学教授であろうが、日医会長であろうが、医系議員であろうが脅しにはまったくならないと言うところです。どちらかと言うとそういう反ワクチン団の活動に深く関与していると言うだけで火達磨になるほど批判とレッテルを貼り付けられます。下手すると社会的地位さえ危うくなります。

では弁護士ならどうかです。これも医師と同様です。弁護士に畏れ入る理由はまったく思い浮かばないからです。ではでは与党有力者とかならどうかですが、厚労大臣は愚か総理大臣であっても怖がらなければならない理由が思い浮かびません。少なくとも医師、弁護士、政治家以外でないとバックの人物は表に出ただけで怖がるどころか嘲笑の対象にしかなり得ないというところです。ではでは医療も含めたジャーナリストならどうかです。どう考えても医師、弁護士、政治家以下です。

ほいでは通常の用法に近いヤの付く自由業の方ならどうかですが、確かに小市民にとっては怖い存在で、私も直接出て来られれば震え上がりますが、強力な代わりに諸刃の剣で、反ワクチン団体もそういう組織の一員と見なされ、お相手は医師ではなく警察がお出ましになられるかと存じます。だいたいこんな活動ではヤの付く自由業の方のシノギにならんでしょう。

もう少し真剣に考えるとワクチン被害者ないしその遺族の方々はありえるかもしれません。これは少々手強い相手にはなります。被害者感情は尊重すべきですし、なにぶん相手は公人ではなく私人ですから対応に気は使います。ただし、だから畏れ入って何も言えなくなるとはチト性質が違う気がします。怖がって反ワクチン団体の活動に対して口を閉ざすというより、そういう方々の不満の捌け口と理解し見守ろうぐらいとすれば宜しいでしょうか。


それにしてもrijin様のところに一体誰が「バックの人物」として登場なされるのかは興味津々と言うところです。rijin様はバックの人物の御登場を「是非」でお願いしたとの事ですから、近日中に判明するかもしれません。出てこなければ単なるブラフと言うところでしょうか。なにせ、

    これ以上、何か、言って来たら
こういう条件を明瞭に付けられ、御登場をrijin様がこのセリフの後にお願いしているわけですから「絶対」登場されるはずです。登場しなかったら「虚言である」と当該反ワクチン団体が評されても甘受せざるを得ないでしょう。誰が出てこられるか本当にワクワクしています。出てこられたら腕によりをかけてお相手したいと楽しみにしています。

もっとも今日だけは御登場されるのは控えて欲しいですねぇ。すべてをエープリル・フールにされたら嫌ですし・・・。