厚生労働省のキャッチフレーズ及び行動指針の策定についてなるものが報道発表されています。それでもって前置きと言うか前文には、
厚生労働省では、シンボルマークが一般公募を踏まえて策定されたことを踏まえ、厚生労働省発足後に入省した若手職員を中心に、全職員の意見を聞きつつ、「職員が一丸となり、国民にとってあるべき厚生労働行政を推進していくための支柱となるもの」として、キャッチフレーズを策定しました。
また、キャッチフレーズの趣旨を実現するために職員が遵守すべきこととして、行動指針を以下のとおり策定しました。
これらについては、シンボルマークとともに、封筒や職員の名刺への印刷等、様々な形で活用していく予定です。
この文中にある公募されたシンボルマークがどうやら、
行動指針キャッチフレーズの趣旨である「現在だけでなく未来にわたって人や暮らしを守る」という役割を果たすため、私たちは、次の1から4に掲げる指針に基づき、行動します。そして、以上の行動を実践するため、私たちは、日々、次に掲げることに心がけて職務に取り組み、活力溢れる組織となるよう努めます。
- 高い倫理観を持って公正・公平に職務を遂行します。
- 国民と時代の要請に応じた行政サービスを提供します。
- 国民一人ひとりの立場に立って考え、行動します。
- わかりやすい言葉で広く情報を提供し、開かれた行政を目指します。
- 誇りと使命感を持って職務に臨み、効率的かつ迅速に業務を遂行します。
- 自ら進んで課題を見つけ、皆で協力しながら解決に向けて取り組みます。
- 自己研鑽に励み、自らの向上心を高めます。
結構な人数の方が失笑されているような気がしないでもないですが、誠に御立派な行動指針です。ここに「(参考)策定の経緯について」が副えられています。これも趣の深い文章で、
これを読むと行動指針がいかに慎重に検討されたかが滲み出てきます。なんと言っても、
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幅広い職員の思いを反映するべく
ただなんですが、さすがに
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若手職員からなるミッション検討プロジェクトチーム
- 大した倫理観も無く、ひたすら偏向した業務を行っている。
- 国民と時代の要請を無視した行政サービスをモットーとする。
- 厚労省の省益に立って考え、行動する。
- 難解な表現で韜晦しながら情報の提供を制限し、閉ざされた行政に邁進する。
followと言うより「見切り」と言った方が適切かもしれません。私もネタがないから無理して取り上げましたが、読んでも実におもしろくない代物です。つまり報道資料として公開してもマスコミが飛びつかない見切りです。マスコミさえ飛びつかなければ、キャッチフレーズも行動指針も内輪のお話になります。厚労省の内輪のお話であればどんな事を立案し、それが画餅に終わろうが責任問題は一切生じません。そこまで見切っていれば若手の脇の甘さもベテランは笑って見守る余裕が生じるという言うことです。
たぶんミッション検討プロジェクトチームに参画した若手も10年、20年後には「あの頃は青かったな」と懐かしむぐらいに位置付けられるかと思います。もちろんその頃には骨の髄まで厚労官僚に染め上がっている寸法です。それにしてもロゴマーク、キャッチフレーズ、行動指針の作成に幾らかかったのかな・・・。