小説連載の関係で遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。年末年始のテレビで大きな話題になったのが紅白です。キノコ雲ランプに関連する大騒動です。それは論じ尽くされていますから置いといて紅白の視聴率です。お手軽に社会実情データ図録様より、

1962年からのデータですが、その頃は70%を軽く超え、80%以上もあります。長く生きたお蔭でこの時代も知っているのですが、この頃は大晦日は殆どの人が紅白を見ていたとして良いでしょう。
大晦日の夜と言えば大掃除も終え、年越しそばを食べ、後は家族でコタツに入りながら、ミカンでも食べながらお茶の間でテレビを見るサザエさん世界がポピュラーだったぐらいです。その時に選ばれたのが紅白だったぐらいでしょうか。
私の子ども時代もそんな感じで、空気として他の番組を見るなんてのは「あり得ない」ぐらいです。大げさに言えば国民の慣習であり、年中行事の一つぐらいだったとして良いかと思います。
視聴率データを見ると80年代半ばぐらいから視聴率はジリ貧傾向を示します。90年代には50%ぐらいになり、2000年代に入ると40%ラインでウロウロするようになったぐらいです。この辺についての分析はあれこれありますが、令和になると30%ラインの攻防ぐらいになっています。
こういう紅白の視聴率に対する見方もあれこれありますが、ちょっと違った見方をしたいと思います。去年の大晦日のテレビ全体の視聴率がどれぐらいかです。視聴率はある程度オープンなデータなので拾ってみると、これは東京のデータのはずですが65%ぐらいです。
これはシンプルにはテレビを持っている人の2/3しか大晦日でもテレビを見ていない事になります。そこまで調べていないのですが、紅白が70%以上の視聴率があった60年代から70年代では紅白を見ていない人は民放を見ていたはずです。
紅白が70%なら民放を合わせれば20%を超えていたはずです。ですが大晦日の夜さえ、テレビを見ている人が65%ぐらいしかいない事になります。大晦日の夜でもそうですから、ウィークディなればは容易に想像されます。
昭和と言わずとも平成でもヒットドラマの影響はありました。主題歌は大ヒットし、社会現象まで引き起こす事だって珍しくありませんでしたし、ドラマで出て来る決めゼリフぐらいが誰もが知っているものとして扱われていたはずです。
そんな末路が一昨年の流行語大賞に選ばれた「ふてほど」でしょうか。悲しいぐらいに知名度が低くて多くの人が、
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なんじゃ、それ
これから10年ぐらいテレビもそうなるのかどうかは、生きていれば見れるのかもしれません。