ツーリング日和9 あとがき

 今回は本州四隅を目指す旅で最後に残った潮岬です。ここはさすがに行ったことがありますが、それでも学生時代ぐらいが最後です。潮岬になると記憶の端にも残っていません。ですがエルトゥールル号事件の遭難碑はなぜか記憶にあるのです。

 行ったのは家族旅行のはずですが、どういう経路で紀の大島に立ち寄ったのか、その頃には串本大橋がまだなかったはずですから、わざわざフェリーか何かで渡ったはずなのです。でもその辺の記憶が見事に残っていません。

 どうして記憶に残ったのかは不思議なところもありますが、おそらくどうしてトルコの軍艦がこんなところ来たんだろうが幼心に引っかかったぐらいだと思っています。人の記憶ってそんなものだと懐かしんでいました。

 行者還林道も名前だけは知っていました。これも学生の頃に林道を走るのに嵌った時期があり、その手のドライブガイドに載っていたからです。これも記憶がすこぶる付きに怪しいのですが、かなりの脅し文句が並べられていて、距離が遠いのもあって行かずじまいになっています。

 潮岬への距離感ですが、大阪あたりからなら、日帰りのツーリング動画がかなり上がっています。もっとも往復で五百キロとなっており、高速利用の人でもかなり遠く感じておられましたし、原付で挑まれた方の帰宅は夜になっているで良さそうです。

 関西人なら一度ぐらいは、なんだかんだと行ったことのある人が多いでしょうが、今でさえかなりの距離感があるところとして描かせて頂きました。さて次はどこに行きましょうか。タネ切れ感がプンプンしていますが、十作までは書きたいものです。