なんだかなぁ・・・2題

宮崎の寄付講座

清山とものり日記より、

ちなみにブログ主の清山氏は宮崎県議会議員です。ブログ内容は県議会の様子のレポート的なものですが、骨子は宮崎県の僻地病院の医師数の減少のようです。少し引用しておくと、

宮崎県の僻地の公的医療機関に勤める常勤医の数は、平成22年以降で55人、57人、57人、54人と増えずにむしろ減少しています。

僻地に限らず市町村立医療機関に勤める常勤医も86人、85人、82人と減少傾向。平成26年の113人まで30人以上と大きな開きがあります。

少しだけ突っ込んでおくと、宮崎県の「僻地の公的医療機関」の医師数は増えてもいませんが減少もチト言い過ぎの気もしないでもありません。横這いぐらいが適切かと思いますが、この辺は増やす努力をしているにも関わらず減少の傾向も見られるぐらいの趣旨に受け取っておきます。それと「市町村立医療機関に勤める常勤医」については

    平成26年の113人まで30人以上と大きな開きがあります
いつ113人計画を策定されたのか知る由もありませんが、結構高い目標と外野からは感じた次第です。それと、

研修医の数は確かに3年前まで最悪の状態だったから、そこから宮崎大学の県出身医学生が卒業し始めたり、広報を強化したり、と様々な要素で増加傾向にあります。

けれど、肝心の中核医療機関で必要な勤務医については結果が出ていません。

あくまでもちなみにですが医師・歯科医師・薬剤師調査によると平成22年の病院勤務医数は1610人、平成24年度は1661人となっています。病院勤務医数は増えても僻地及び市町村立医療機関の医師数が増えずに横這いから減少傾向にあるのは、何らかの理由があるはずです。理由になりそうな事も書かれてあって、

知事は平成22年度から宮崎大学へ寄附を行い、この寄附で地域医療学講座を設置。この講座設置の目標は、毎年度地域の中核医療機関へ4人以上の医師を派遣のはずだったけれども、この派遣実績の方は平成22年度以降1人、2人、2人、0人、0人という厳しい結果です。

今まで同講座に雇用されていた医師の方々も、教授を除いて5人中4人が退局され、国外や県外、他の医局に行ってしまわれたと報告がありました。

ありゃ、教授だけ残して全員逃げちゃったようです。久しぶりに「逃散」なんて言葉を使いたくなるような状況のようです。問題は何故にそうなってしまうのかの原因分析ですが清山氏は、、

平成22年の1月29日には、厚労省医政局の指導課長通知があって、この中で寄附講座についても色んな助言が紹介されています。お願いだから、この課長通知をもう一度見直して真剣に取り組んで下さいと要望しておきました。

なんとなく「ビミョー」なお考えです。良い意味でも、悪い意味でもです。感想とすれば、

    なんだかなぁ・・・
ま、頑張ってください。


MRIC

MRICとは日本語で「医療ガバナンス学会」と言います。学会自体は誰でも自由に作る事が可能であり、学会もまたピンからキリまであります。それでも医療ガバナンス学会です。私のところにもいつの頃からかメイル・マガジンが届いています。MRICの投稿の質についてはさておくとしても、基本と言うか当然のように医療に関する情報発信を行っております。医療の学会ですからそうであるのが普通なんですが、

医療ガバナンスNEWS ▽ 「競輪を応援する学生の会」署名のお願い▽

情報提供いただきましたのでご案内します。

2014年3月5日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp

「???」。。。誤解ないように予めお断りしておきますが「競輪がギャンブルだから」でどうのこうの言うつもりはありません。競輪はギャンブルとして合法であり、世に競輪ファンが多数おられる事も知っています。まだMRICにメイル・マガジンの内容がアップされていないようなので、「競輪を応援する学生の会」の会のHPを御紹介しておきます。

内容は内輪もめを起こして処分されそうになっている競輪選手の処分の撤回を求める趣旨のようです。これもそういう運動を行うのも問題とは思いません。競輪ファンにとっては、きっと重大問題なのでしょう。バリバリの違和感の元はMRICこと医療ガバナンス学会がメルマガを使って協力されているところです。これは「なんだかなぁ・・・」ちゅうよりも、
    もう、なんでもありでんな
なんちゅうか、この先に
    医療ガバナンスNEWS ▽ 「AKB48○○△△を応援する学生の会」総選挙投票のお願い▽

    情報提供いただきましたのでご案内します。

    2014年3月5日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
こんなのが出てきても、もう驚きではないのかもしれません。ま、学会の運営方針は自由ですし、医療ガバナンス学会はすべからく神様の御心のままに運営されているわけですし・・・。