次回作の紹介

 紹介文としては、

 エリートコースを突き進んできた剛紀は、結婚式のヴァージンロードで相手に逃げられます。そのショックから会社を辞め、家に引きこもり、鬱病まで発症する羽目になります。


 どん底からなんとか這い上がった剛紀は、父の頼みで小さなヴェンチャー企業に勤めます。ここまで落ちぶれたかと自嘲しながらもそこにようやく居場所を見つけます。


 そんな剛紀の前に現れた一人の女。部下であり優秀なのは折り紙付きですが、かなりどころでない変わり者です。なりゆきからマスツーを重ねることになって行くのですが・・・

 本来はツーリング小説のはずですが、ツーリングを楽しむ者同士のラブロマンスに偏っているのはお目こぼし下さい。

 ラブロマンスを考えた時にポイントはどういう男と女の組み合わせにするかはあります。美男美女なのか、どちらかが容貌にコンプレックスを持つ設定にするのか、二人の背景に工夫を凝らすのかぐらいです。

 今回はヒョイと思いついた設定ではあるのですが、とくにヒロインの設定にあれこれ紆余曲折があります。最初の設定で押し切れず、修正に修正を加えた産物ぐらいに思って下さい。

 ツーリング部分は実体験を出来るだけ反映はさせてはいますが、さすがに鳥取市までは行けてません。なんとか戸倉峠を越えて鳥取県に轍を刻めた程度です。

 趣味の歴史部分はかなり楽しめました。つうか、そちらに熱中し過ぎたところは多分にあります。そこに登場人物を投影させたかったのですが、そこまでは無理でした。

 いつまでツーリング日和シリーズを続けるのだとご批判も聞こえないので、まだしばらくは続きます。