但馬の端っこツーリング

 地続きの隣接府県は端っこでも足を踏み入れましたから、県内五国で残っている但馬にチャレンジしてみした。ルートはあれこれ検討を重ねた末にまずは国道175号バイパスを北上します。

 西脇でバイパスが終わる頃に国道427号で西脇市内を抜け、多可町に向かいます。このルートは以前に県道8号に入って高坂峠を越え砥峰高原を目指す時に使いましたが、今回はそのまま北上します。

 杉原を過ぎ播州トンネルを越えると青垣になりますが、ここで国道429号に入ります。国道429号は知る人ぞ知る酷道で、誰かがシニクと呼んでましたっけ。国道の名に恥じない立派な酷道でしたが、さすがは酷道で対向車がほとんどなくて助かりました。

 この道は生野に向かうのですが、この時に越えるのが青垣峠です、

 見えてるのはセンターラインもある道路ですが、ここまで登って来る道は整備のあまり良くない林道みたいなものを延々と登らされています。でもって青垣峠を越えたら朝来市です。つまりは但馬になり、これでなんとか県内五国に轍を刻めたことになりました。

 ここを下ると銀山湖になり、さらに走って行くと生野銀山になります。生野銀山からは生野峠を越えて平凡に帰っています。さすがにシニクをピストンはパスさせて頂きました。

 この日の失敗は実は帰り道の選択で、小説の取材の関係で生野街道を市川に沿って延々と南下して、姫路の北部ぐらいで東に進むルートにしました。

 ですがひたすら混んでました。福崎もかなりでしたが、福崎を越えて姫路に近づくほど大型のロードサイド店が多くなり、そこに集まるクルマがあんだけいるんだ状態でした。いくら小説の取材のためだったとはいえ、一度走れば十分の気分です。

 でもって季節は入梅です。天気予報も傘マークで埋め尽くされそうな勢いです。ならば梅雨明けを待ってと言いたいところですが、その次に来るのが灼熱の夏です。秋風が吹き出すまでツーリングは夏休みです。