モンキーの燃費

 モンキーの燃費はカタログスペックで70kmです。カタログスペックぐらい走ると言う意見もありますが、実際にはツーリングで60kmぐらいの意見もあります。

 もちろん燃費は走行条件で変わります。たとえば日々の通勤の燃費は50kmを確実に切ります。そりゃ、距離は短いわ、信号でのゴーストップだらけで五速なんか1分か2分あるかですから燃費は延びようがりません。それでもスクーターの20km増しぐらいは走りますからたいしたものと思っています。

 燃費を伸ばすには、信号が少なく、峠道が少なく、かつ流れが早すぎない道を走るのが良いはずです。それなりに条件が整ったルートのツーリングとして波賀を目指しました。ここはスクーター時代の最大遠距離ツーリングです。

 波賀がどこかになりますが、山崎の北側、揖保川の流域にあります。あんなところまで良くスクーターで走ったものだと感心するほどです。

 行きはスクーター時代に近いルートで、加西から福崎、夢前、山崎まで西にひた走り、山崎からは北上です。一応ゴールの波賀には、

 こんな模擬櫓というか模擬天守が建っています。麓からこの模擬天守に行く道が結構なものなのですが、クルマでも山頂の城跡公園まで上がれますし、ちゃんと整備された駐車場もあります。

 それでも無事到着して記念写真を撮らせて頂きました。ちなみに模擬天守の中にも入れます。中は資料館みたいになっていますが、二階にも上がることが出来ます。そうそう、駐車場から模擬天守まではちょっと歩きます。

 余談なんですがここは波賀城史蹟公園とはなっていますが、史跡指定はされてないのかもしれません。石垣は本物だそうなのですが、安土桃山風の櫓での再建は時代考証的に無理があり過ぎます。個人的には櫓があった方が見栄えが良くて好きですけどね。


 そこから帰路になるのですが、往路は朝はともかく午後は混みます。前回も往生した記憶があるので、県道8号にしてみました。県道8号は峰山高原の南側を抜け多可に行けるからです。

 坂の辻峠や高坂峠こそありましたがそこそこ快走。走行距離は260km、休憩時間も含めて8時間のツーリングです。でもって燃費は、

    66km!
 燃費お化けでんな。これだけ走って4リットル使わず、まだタンクに1.6リットル以上残ってることになります。さすがは世界の名機カブエンジンです。あの二つの峠を走らなければカタログスペックにさらに近づいたはずです。

 ここまで燃費お化けなら、私の体力と気力ではタンクを空にするのは無理そうです。そりゃ、あと100kmぐらいは余裕で走れることになりますから、3時間ぐらいはまだ走らないといけないからです。

 これで日帰り圏内なら無給油で帰って来れることはわかりましたし、ガソリン代が高騰してますから助かります。とは言うものの、西に走るのも日帰りならこれぐらいが限界のようです。さすがに草臥れました。