次回作の紹介

 紹介文的なものを書けば、

アカネはフォトグラファーとして順調に成長。そんなアカネにシオリは課題を与えます。その課題の壁のあまり高さ、厚さに苦悩するアカネ。さらに課題にまつわる様々な因縁や出会い。アカネは課題を克服できるのか、ひたすら写真に打ちこむアカネの物語です。

 シオリに軸足を移した3作目です。ずっと連作書いてるのですが、何作かに一つの割合でツボにはまる作品が出てきます。平たく言うと書きやすくて、いくらでもアイデアが湧いてくる作品で、これもその一つになります。

 とくに主人公のアカネは書きやすいキャラで、かしこい部分と、素っ頓狂の部分がカオスのようにミックスされてて、シリアスとコメディで使い分けるのに、非常に使い勝手が良くなっています。

 とにかく連作なもので、同じ登場人物が使い回されるのですが、コトリとユッキーを女神にしてしまった関係から、どうにも使いにくくなっています。そんな女神路線が行き詰ったので、シオリをリサイクルして、そこから生み出されたのがアカネといったところでしょうか。

 個人的には華のあるキャラで、シオリとの掛け合いもピッタリで、この作品の後も重宝させて頂いてます。ま、快心作の一つと自負していますから、お楽しみに。

渋茶のアカネ