続々親知らず夏の悪夢

昨日とは全然打って変わって平和な話題。平和は平和なんですが、個人的には大変憂鬱な問題です。読み返すような酔狂な人もいないでしょうが、親知らず夏の悪夢続親知らず夏の悪夢の続編です。覚えてられる方がもしおられたら、あれから延々と延長戦をやっており、親知らず問題はくすぶり続けた後、大炎上の経過になろうとしています。

簡単に経過を追うと7/12に右の奥歯のかぶせが取れたのが発端、歯科受診したところかぶせの下の親知らずが大虫歯だと言う事で、抜こうとしたが結局抜けずで、根元近くまでガリガリ削ったのが第一ラウンド。翌週の受診で、親知らずの隣の奥歯も大虫歯だと発覚。これもまたガリガリ削り倒し、俗に言う「神経を抜く」をやったのが第2ラウンド。その後は削り倒した歯の根元に土台を作る作業を地道に進め、かぶせを作るための型取りまでなんとか漕ぎ着けました。

ところが型取りをした後から、再び奥歯付近が痛み始め、歯科医もあれこれ手を尽くしてくれましたが、先週に恐怖のご託宣が下りました。

    「この痛みは残っている親知らずが原因。やはり抜かないと治らない。ここでは抜けないので、紹介するから病院で抜いてくれ」
正直「ヒェー」と思いましたが、プロのお言葉ですから、了承せざるを得ません。ついに親知らず問題は入院抜歯という第3ラウンドに進みそうです。当院には親知らず抜歯経験者が一人、歯科でアルバイト経験者が一人おり、それがもう一生懸命おどしてくれます。ただでも歯医者は怖いのにおどかされたら、生きた心地もしないという心境です。

何と言っても「顔がアンパンマンのように腫れるから記念写真を撮っておこう」とか、「抜いた後は痛くて食事が取れないだろうから、差し入れを持ち込んで目の前で食べようとか」の話題で盛り上がられたら、当事者ですから笑うに笑えんと言うところです。紹介先が大学病院でしたので、きっと研修医の採血と点滴練習の餌食になるんじゃないかとか、私の血管は見た目よりずっと点滴と採血が難しいので、「3回で成功したらラッキーね」と微笑まれるとツッコミ返す言葉が思い浮かびません。

とりあえず明日は午前診を休診して受診です。こりゃ、残暑の憂鬱になりそうです。頼むからファイナルラウンドになって欲しいと願っています。これ以上の延長戦は堪忍してくれ〜。