放送法4条を再掲しますが、
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
これを遵守する事を条件にテレビ局は放送を許可されています。少し言い換えると、テレビ局は、
- 公安及び善良な風俗を害することなどあり得ない
- 政治的に公平であるのは言うまでもない
- 報道で事実をまげなろなどあるはずもない
- 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにしてるに決まっている
その延長線上でテレビで放送している内容は放送法4条を遵守しているものですから、建前の帰結として、
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SNSは信用できない。公平で正しい情報はテレビのみ♪
ただテレビ局も放送法4条違反の自覚はあります。放送法4条違反は総務大臣の判断により、最悪の場合停波命令を下されます。それも放送法に明記されています。ですから、仮に放送法4条違反を起こした時に停波命令の可能性はあるかの国会質疑にたいして「ある」と答弁しただけで強烈な反応を示しています。
外野の小市民からすれば、放送法4条を守っていれば停波命令などあり得ないとしか思えないのですが、そういう事なんでしょう。そっちを突き進みながら、放送法4条を遵守してるから「こっちの情報を鵜呑みせよ」のキャンペインをされるのは微笑ましいところです。
どんな栄華を誇った大帝国も滅んでいるのが歴史の教訓です。テレビもまた強大な帝国であり、日が沈むことがないと思われた時代はありました。思えば最盛期はそれこそ昭和の御代だった気がしています。
あの頃が夏であればもう秋から冬の気配が漂っている気がします。イソップ寓話のキリギリスは、夏が終わることなど想像もつかなかったと解釈しています。永遠の夏が続くと信じて疑わなかったぐらいです。
ま、放送法4条を遵守しようがしまいが結果は同じかもしれません。歴史における滅びの必然とは、傾きだせば何をしても裏目になり、人智を嘲笑うように滅びの時に突進するものだからです。外野の小市民としては静かに歴史ドラマの一コマぐらいとして見させて頂きます。
そうそう生まれた時からネットが日常にある人々をZ世代と呼ぶようです。ならば遠からぬ将来にテレビ局が日常からなくなった世代が登場する気がします。昔の映像を見て、
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あの箱みたいなものはなんだ?
そういう語り部になるまで生きてそうな予感だけしています。秋もだいぶ深まってきました。バイクも防寒装備をしっかりしないとツーリングに厳しい季節です。