阪神はアカンな・・・

 これから始まるペナントレース。ひしめき合っていななくは、天下のセリーグ6球団、今日は開幕

    楽しくなった

 開幕9連敗ですからね。スタートダッシュで出遅れるなんてレベルじゃありません。開幕から4月終了時点で9勝21敗1分なのですが、開幕9連敗後だけを見ても9勝11敗1分で負け越しです。5月も11勝13敗で、

    どこまで行っても離される
 これでため息の一つも出ない阪神ファンはいないと思います。あれですかね、去年が余りにも上手く行き過ぎて(それでも優勝できなかったは置いときます)、その反動が一挙に押し寄せたとか。口の悪いのが観客が入ったのが原因とか言ってました。


 そうなるとどうしたって監督の采配批判になってしまいますが、矢野野球ってなんだろうと思うところはあります。この辺は素人の外野の戯言みたいなものですが、どうしてあんなにポジションを動かしたがるのだろうって。

 レギュラーポジションは与えられるものではなく、奪い取るものだはわかります。それがプロの世界ですが、ポジションって専門職の気がしています。そりゃ、複数ポジションを守れれば良いですが、専念してこそ上手くなる面もあると考えています。だから守備位置の変更はコンバートと呼ばれるのだと思います。

 それとレギュラーポジションは与える側面もあると考えています。たとえば打撃に非常に秀でた選手が加わった時に、チーム状況にもよりますが、これをなんとか活用したいは戦術としてありだと思います。そのために既にいるレギュラー選手をコンバートしたりまでありました。

 野球は守備も重要ですが、誰もが守備の名手ではありません。ですが、ポジションを固定する事により、並の守備力に育て上げるのはありでしょう。大雑把で申し訳ありませんが、2年もすればそれなりのプロの守備力は付けられるんじゃないかと考えています。

 それと打順も打撃に大きな影響を及ぼします。打順なんてグルグル回るだけであんまり関係ないみたいにも見えますが、打つ方としてはかなり意識するとプロ野球OBの人は言っています。一番なら一番の打撃を、四番なら四番の打撃を意識するのだそうです。

 そりゃ、ガチガチの固定が良いとは言いません。かつて打順を猫の目のように入れ替えながらチームを優勝に導き魔術師とまで畏怖された監督もいます。ですがあの魔術師監督だって打順は入れ替えても、ポジションはそこまでイジらなかった気がします。うろ覚えですけどね。

 言うまでもないですが、ポジションをイジろうが、打順を入れ替えようが、

    プロ野球は結果がすべて
 首位争いの位置にいれば文句は出ず、優勝でもすれば矢野マジックとしてファンは称賛します。ですが矢野野球の考えの奥底には、どこでも守れて、どの打順でもこなせる選手のチームに理想がある気がしたぐらいです。


 野手に関してはそういう感じですが、投手と言うか藤浪の起用に関しては監督就任以外、かなり一貫しているところがあります。そう、なにがなんでも先発で再生させたいです。

 これだって藤浪が先発で復活再生してくれれば誰も文句は言いません。そうなって欲しいのもファンの願いでもありますが、結果がすべてです。去年だって・・・これは愚痴過ぎるからやめておきます。

 藤浪が先発に強いこだわりがあるのは仄聞します。ですがもう何年になるかって話です。そりゃ、あれこれ努力はしたのでしょうが、やはりプロ野球は結果がすべてです。

 ですから配置転換が必要ともう言っても良いと思っています。そうリリーフへの転向です。とにかくプロ野球は一軍の試合に出場してナンボの世界です。二軍で無双しても評価されないのです。

 一軍で投げてこその経験であり、実績になります。これまた言うまでもありませんが、リリーフへの評価も現代野球では高いのです。歳が歳なので比較に出すのも古い選手ですが、かつて阪神には黄金のサススポーとまで呼ばれた江夏がいました。

 江夏は左腕の血行障害に悩まされたと聞いていますが、トレードに出された南海でリリーフに転向しています。リリーフ転向後の活躍は説明するまでもありませんが、優勝請負人の名前を欲しいままにし、今でも生ける伝説となっているとしてよいでしょう。

 江夏が古すぎるなら藤川がいます。藤川は先発としてまったく芽が出ず、リリーフとして大成しています。藤川の代名詞は魔球とも呼ばれた火の玉ストレートです。藤浪に藤川の再来を期待してしまうのは良くないのでしょうか。

 藤浪が大器であることは万人が認めるところですが、今年も二軍で燻るようであればトレードも現実味を帯びそうな気がします。藤浪ならかなりのクラスの選手とのトレードが期待できるからです。

 阪神で活躍して欲しかったのは言うまでもありませんが、どうしても阪神では無理なら他球団で復活するのもありです。それが藤浪への敬意とも思っています。今後に注目しています。