梅雨空だったのですが、診療所のエアコン掃除の時間待ちのためにツーリングに出かけました。天気予報は降っても小雨程度でした。
ウンコラセと六甲山トンネルを越えてまずは滝野に。前回のツーリングの時に断念した滝野大橋で昼食を取るためです。ここも久しぶりで、前に来たのはいつだっただろう。15年以上前になるはずです。外装も内装もリフレッシュしていただけなく、券売機システムになっていて戸惑いました。
店内はコロナ対策のためかテーブルがスカスカ。道理で、前回に来た時に店外で待っている人が多かったわけです。それと営業時間が11時から15時になっています。別に7時なり8時までやっても良さそうなものですが、その辺の理由は不明です。
甘い播州ラーメンでお腹を膨らませたら、国宝見学に向かいました。のぢぎく県には11か所の国宝建築物があり、代表的なのは姫路城で、
- 大天守
- 乾小天守
- 西小天守
- 東小天守
- イ、ロ、ハ、ニの渡櫓
- 鶴林寺本堂
- 鶴林寺太子堂
- 一乗寺三重塔
- 浄土寺浄土堂
- 太山寺本堂
- 朝光寺本堂
鶴林寺は行こうとしたこともあったのですが、道に迷ってたどり着けていません。あれが四十年近く前のことで、それから近づいてもいないはずです。加古川はあんまり行く機会がないもので、はい。
ほいでもって今回は朝光寺。ここは故郷からそんなに遠くなく、さらには近くにある東条湖には遊園地もあって、子どもの頃から何度も遊園地や東条湖は訪れています。ですが朝光寺にはなぜか行ったことがありません。
だから今回はチャレンジです。そりゃ、国宝ですから一度は見る価値はあるはずです。この御時世ですから密は避けたいのはあったのですが駐車場です。
見えているのは私のスクーターだけで見事に密を回避できています。ちなみにこれは帰りの時に撮ったもので、拝観中に一台も来ませんでした。さらに言えば寺に行ってからも誰にも出会いませんでした。国宝本堂を出さないと怒られそうですから、 寺の創建は法道仙人となっているぐらい古いのですが、現在の本堂は1413年建立。国宝の評価は建築様式にあるようで、興味のある方はググッて下さい。少しだけ解説すると、正面の階段に突き出すような屋根があるのがわかると思います。あれは向拝と言うのですが、朝光寺の場合、これは江戸期に付け加えられたものです。向拝がない建築様式は古い様式になるそうです。本堂の中の拝観も可能ですが、
格子で内陣が区切られています | 内陣の中にはさらに扉があります | 外陣の様子 |
重文の鐘楼 | 県重文の多宝塔 |
この辺は東条湖が子供向けですから相性が悪いのはあったと思います。他人の事は言えませんが、子どもにしたら古い寺ぐらいしか興味がもてない気がします。
大人ならどうかですが、古いのは古いですが、そこに歴史ロマンが乏しいのが難点かもしれません。有名観光地になる歴史的建造物は、建物の立派さだけでなく、そこに歴史ロマンが込められている部分は少なからずあります。
もっとも私もヒョイと言っただけですから、タマタマがら空きでラッキーだった可能性だけ指摘しておきます。