私の周囲の「世論」として、
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ホンマにやるんか?
これから1か月後にどうなっているのかの予想は誰でも思い浮かびます。その辺も前回のマンボーが冬で、今回は夏なので効果の違いはあるかもしれませんが、これもまた「やってみなければわからない」のが現実です。それこそ、
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やればどうなるのだろう?
これも不思議ですが、中止に対するコストは私の知る限り見たことがありません。部分的な話はあれこれありましたが、全体のコストを存じません。中止か開催かの議論で重要なエッセンスと思いますが、あれは機密事項のようです。公開したらよほど拙い理由があるのでしょうね。
五輪開催はとにかく決定事項のようですが、次の冬季五輪もキナ臭い状態のようです。そりゃ、冬に開催されるからです。開催に有利なのは半年以上も先なので、ワクチン接種が全世界で今より進んでいる点です。
夏季に較べれば冬季は積極的に参加できる国が限られるところがあり、冬季競技が盛んな国は先進国グループが主体です。開催条件は有利ですし、開催国もやる気まんまんですが、あの国での五輪に参加するのに異論が広がりつつあるぐらいです。
前にも書きましたが、五輪はプロの参加を容認し、商業主義を取り入れた時点で変質しています。良いところもありますが、悪いところもあります。悪いところとして過度のスポンサー重視があります。だって自国開催なのに、自国の観客が見やすい時間帯ではなく、テレビ局の視聴者が見やすい時間帯になるぐらいです。
開催時期もそうで、前回の東京五輪は秋の開催でしたが、テレビ局の視聴者が見てくれる可能性が高い7月になっています。秋には他のスポーツ・イベントと競合するからです。
それだけのカネを払っていると言えばそれまでですが、もう開き直っても良いと思っています。そう、固定会場での開催です。発祥の地のアテネでも良いですし、大口スポンサーがいるアメリカでも良いと思っています。
それとですが、スポンサーのうちでテレビの体力がいつまでもつかは疑問視しているところです。テレビの有利さは動画である点です。これは長い間圧倒的な地位を誇っていましたが、その地位がネットに脅かされているのも周知のことです。
果てしない栄華が続くと思われていたテレビ局は日本でも傾きつつあります。経営が傾けば巨額の視聴権料を払えなくなります。この流れは今後も続く可能性は高く、逆戻しが起こってかつての無双時代に戻る可能性は低いと見ています。
なんかそういう時代の境目にいるのを感じています。十年と言わず五年後にどうなっているかは、はっきりわかりそうな気がします。とりあえず紙新聞は21世紀に入ってからの凋落を見せてもらいましたからね。