球春

 プロ野球は3/26開幕です。サッカー人気が高まっていますが、私は野球の方が好きと言うより、阪神ファンですからワクワクしています。

 藤浪がどうなるかに注目していましたが、想像以上の復活ぶりになりそうで、これこそ嬉しい誤算として良いかと思います。このまま先発で大車輪の活躍をしてくれることを期待しています。

 新人の佐藤にもビックリです。もちろん藤浪も含めてシーズンに入らないとわからないとは言え、和製大砲の出現に胸を膨らませています。阪神で和製大砲になると、それこそ金本以来じゃないでしょうか。大山と並んで2門並ぶとなると、掛布・岡田以来の気がします。令和のダイナマイト打線に成長してくれるように祈っています。


 それと最近うるさくなっているのがセ・パ格差。あれも不思議と言えば不思議で、そりゃ、出る時は出るだろうぐらいしか感想がありません。かつてで良いなら日本シリーズでセが9連勝した時もあります。人気でも圧倒的に水を開けられたパは、リーグ消滅の危機にさえ陥っていました。

 そこから新たな企業参入があり、打倒セを目指してチーム強化に励んだ結果が今と見ています。パが努力している間に某セ球団がやったのは、ヤンキース流のFAによる強化路線です。阪神もやったので他人の事を言えませんが、何が起こったかです。

 FA選手の活躍は戦力強化に役立ちましたが、FAによる補強では生え抜きの選手が育ちにくくなります。そりゃ、レギューラーの座が見え出すとFAが来て奪われるからです。実力主義とは言え、FAには大金がかかってますから、互角どころか控えより少々劣っていても使わざるを得なくなるぐらいでしょうか。

 FAだけが原因とは言い切りませんが、選手層が薄くなり、レギュラーが負傷やスランプに陥ってもロクな選手が出場しなくなるぐらいです。俗にいう選手層の薄さです。その間にパの強豪球団は、自前の選手育成路線による選手層の強化に成功し、たとえFAで獲得した選手であってもチーム内の熾烈な競争にさらされる状態になったいたぐらいでしょうか。

 今度はセが打倒パに励む時代になったぐらいで良いはずです。選手の育成強化法は、別に門外不出の秘伝じゃないはずです。地道に育成に励んだチームが強くなるのが今のトレンドですから、そうするべきかと見ています。

 野球の質が云々の議論も出ていますが、パ式の野球が強いのならば、セもそれに倣えば良いだけです。結果が出ているのですから、マネするのになんの躊躇もいりません。早く取り入れたチームがセの覇権を握ります。

 セパ格差と言っても、プロと高校野球ほどの差があるわけじゃありませんから、追いつける距離です。そうやって、5年なり、10年先に今度はセの時代を創るのを目指すのがプロ野球の気がしています。