ロマンス・リサーチ

 小説連載のストックはまだまだあるのですが、新作で行き詰っています。それでも漠然と構想はあってラブ・ロマンス路線にしたいと言うのがあります。それも高校生ぐらいの甘酸っぱいお話です。思い思われ、振り振られ的な感じです。そこで問題になるのが、

    ジェネレーション・ギャップ
 自分の感覚と今の感覚との差です。そりゃ、もう40年以上前の経験ですから、そこには溝どころか深い谷があるはずです。だったら書くなと言われそうですが、書きたいですから仕方ありません。

 こういうリサーチは簡単じゃないはずですが、さすがはネット時代でちゃんとあります。ちゃんとどころかゴッソリって感じであります。かなり偏ったリサーチではありますが、受けた印象は昔も今も根本は大きく変わっていないで良さそうです。

 好きな異性が出来て、相手が自分をどう想ってくれているのか、この想いをどうやって伝えようか、告白して断られたらどうしようか悩む図式です。この辺は今も昔も大昔も変わらない部分で良さそうです。

 変わっているのは、好きになってから告白するまでの距離が近くなっているかもしれません。ここも参考資料にしたものが尺の問題で早く展開させているだけの可能性はありますが、スマホの存在が大きいで良いでしょう。

 スマホの存在は連絡先さえ交換できればいつでも連絡が取れます。これは恋人関係になってもそうですが、そうじゃない友だち関係でも、知り合い関係でも可能です。そのためか、LINE交換が出来るようになる部分に重点を置いたり、送ったメッセージが既読になるか、レスがあるにドキドキする描写もあります。

 幼馴染パターンでも有用で、幼馴染だから連絡先は知っていて、それが恋心に変わった時に・・・なんてのに使われています。家電と手紙しかなかった時代とは大違いです。


 もう一つで知りたかったのは高校生ぐらいで「お付き合い」とは具体的に何をしているかです。これは私の人生で未経験に終わった部分ですが、やはり高校生特有の制限はあるで良さそうです。未成年とかもありますが資金に乏しい点です。

 そのために多かった描写は登下校、とくに下校時に一緒に帰るは多い描写でした。図書館で一緒に勉強のパターンもありました。デートは遊園地とか、映画で、お茶して帰るぐらいです。この辺は個人差がテンコモリあるでしょうが、想像の範囲内で良さそうです。


 笑ったのはスマホがあれだけ活用されているのに、それでもラブレターが健在の点です。だいぶ前にn=1に聞いたら伝説の世界としていましたが、この辺は参考資料を描いた作者の思い入れとか、世代感覚が反映されているのかもしれません。

 笑うと言えばヤンキーなるものが健在なのもそうです。これはいつの時代でも広義の不良は存在していておかしくないのですが、未だにヤンキーと呼ばれているのに苦笑した次第です。ヤンキーではなくDQNとしているのもありましたが、DQNの適用範囲は広いのでポピュラーとも言えなさそうです。

 
 ざっとですが、これぐらい知っていればなんとかなりそうです。そうそう、あくまでも参考資料ですが、髪を染めたりメイクをする描写が多かったですが、あんな高校は本当に存在するかは少々疑問です。だって金髪ですよ。東京あたりではわりとあるのかな。