do動詞

 コロナで軟禁状態の時に見たYouTubeです。

 これが面白かったので紹介しておきます。私の解説を読むよりYouTubeを見る方が百倍面白いのですが、それでは引用条件(リンクですから必要ないのは突っ込まないで下さい)を満たさないので駄文を並べておきます。

 はるか中学生の時、それも英語を習い始めたそれも初期のころに疑問文を覚えたはずです。さすがにウロ覚えも良いところですが、これぐらいの説明だった気します。

    文頭にDoを付ける
 たいした話ではなくて、You like meなら、
    Do you like me ?
 初心者ですから英語ってそういう言葉なんだと思ったのですが、いきなりDoが出てくる理由がやっとわかりました。これって大昔は、You lile meではなく、
    You do like me.
 こうだったそうです。当時はdoではなくdahだったそうですが、そこは適宜脳内置換してください。これはもともと名詞であったlikeをdoを付けることによって動詞にしたぐらいの理解で良いかもしれません。ところがいっつも、いっつもdoを付けるのが面倒になって省略されて消えてしまったぐらいです。

 ここに時制が絡んでくるのですが、かつてのlikeは名詞であり動詞はdoです。ですから過去形になる動詞はdoになり、

    You did like me.
 こうなっていたそうです。これがdoを省略してしまったためにdidd(より正確にはed)がlikeの後ろに付けられるなったのです。そうしないと時制がわからないからです。
    You liked me.
 これが疑問文になる時にはdidが甦りますから、likeに付いていたdが不要になり、
    Did you like me ?
 こうなるわけです。ちょっと目から鱗でした。ここから三単現のSの話になるのですが、まずですが一人称とはIであり、二人称とはyouで、それ以外は三人称になります。このその他大勢の三人称ですが、これが単数であるか複数であるかの区別を付けるためぐらいで良さそうです。英語は単数か複数の区別を気にする言語です。

 たとえばsheが主語であるときにこれが単数であるか複数であるかは不明です。英語の基本はSVですから、主語に続く動詞の部分でカタを付けたいぐらいでしょうか。ですから大元は、

    She does like me.
 これで主語であるsheが単数であるか複数であるかが動詞段階でわかる訳です。これもdoが省略されたのでesが動詞の後ろに付け足され、疑問形の場合にはdoが甦ってくるので動詞部分のesが無くなるオリジナルに回帰するぐらいです。

 じゃあ、過去形は・・・ここについては三人称が複数か否かの区別をやらなくなったぐらいです。ここの語源的な話はおそらくかなり複雑みたいで端折ってました。


 こんな調子で多くの英語挑戦者が挫折した基礎の部分から応用編までを、おもしろおかしくぶった切る動画を楽しんでました。こんな動画を中学時代に見ていたら英語学習はもうちょっとラクだったかもしれないと感じた次第です。