SNSでの防火策

 最善の策は、

    ネットの書き込みをやらない
 それ以前にネットに触れないもあるでしょうが、さすがにこの時代では無理があります。それと書き込まなくても書き込まれる可能性もありますが、無名人ならまずなく、ツイッターでも非公開にできたはずです。愛想もクソもありませんが、これ以上の自衛策はありません。

 それでも書き込みたい人は次善策以下になります。まずですが、

    脊髄反射しない。まずは状況を確認する
 早い段階の情報は誤った部分が含まれているものが多々あります。とくにツイッターは短文であるがゆえに断言調のものが多く飛びつきたくなりますが、そうですねぇ、1週間ぐらい待てば賛否の意見や続報も出そろいます。そこから自分のスタンスと意見を練ってからにすると発火しにくくなります。

 その頃には話題が流れて手遅れになっていたら、その程度の話題だったのでスルー出来ます。スルーすれば発火しません。カネをもらっているコメンテーター業ではないので、その場の意見表明なんて誰も求めていません。それでも書き込みたくなったら、

    三重四重ぐらいのオブラートに包む

 ここも具体的には、

  1. 相手名は出さない
  2. 罵倒語は一切使用しない
  3. 可能な限り一般論に仕立てる
  4. 言葉遣いは丁寧に

 これでも保証付きとは言えませんが、発火リスクがかなり下がります。どうしても罵倒したいなら、

    行間に書く
 これぐらいですかね。


 とにかく刺激の強い意見は反応も大きいですが、セットで変なのが一定確率で湧いてきます。ツイッターならクソリブと呼ばれるものです。私なんてフォロワーも少ないのでまだマシですが、多ければ多いほど異論・反論者と言うより攻撃者がクビを突っ込んできます。

 攻撃者は手段を選びません。属人性攻撃ぐらいは平気でします。ブログ時代は荒らしとか粘着とか呼んでいましたが、対応には神経をすり減らされました。それが嫌になってブログをやめた方も多いですし、私も小説ブログに衣替えしています。

 ただマイルドな意見表明では、いわゆる人気が出ません。ツイッターならフォロワーが増えません。それではツマラナイの反論もあるでしょうが、フォロワーが増えると影響力も強くなります。強くなればそれだけで嫉妬され攻撃対象にされる側面があるのがネットです。

 とくに危ないのは政治が絡むネタです。政治がらみのツイートはとにかく可燃性が高く、政治信条として「許せない」と見られると敵認定のレッテル付けが速やかになされ、徹底的な攻撃にさらされるリスクが高くなります。それでも自らの意見を訴えたいのならリスクも計算すべきだと思います。

 ネットで長期間生き残っている人は、リスクを見切って活動されています。どの程度の向こう傷を受けるかをです。私もかつては少しやりましたが、あれは相当な気合が必要です。今は、

    少しでもヤバイと感じればスルーする
 誰かが十分に代弁してくれていれば、それで満足し、余計な尻馬に乗るのは極力避けるようにしています。乗るにしても極力そっと乗るぐらいです。

 とにかくネットは多種多様な人が集まっています。とくにツイッターはそうで、とにかく難癖を付けて攻撃しウサを晴らしたい人も確実に存在し活動されています。治安の良くないところを1人で歩いてようなものだと肝に銘じておくべきだと思います。