次回作紹介

 小説もついに18作目になります。天使と女神シリーズだけでも14作目です。紹介文としては、

 またもやエランから宇宙船が地球に。前回のエラン船に侵略意図の可能性があった事がわかり地球は大混乱。ウルサ型の大国指導者をまとめ上げ交渉に臨むユッキー。エラン代表ジュシュルの真の意図は。息詰る対決の末に知る真実。そして星さえ越える芽生えるロマンスは実るのか。エレギオンの女神達とエラン人の心温まる交流を描きます。

 まさにスリルとサスペンスになっているかは読んでのお楽しみということで。作品的には「流星セレナーデ」を受けての続編になります。惑星エランを登場させるのは、書く上ではそれだけで非日常世界に突入しますので、書きやすいのは書きやすいですが、ネックは年数経過が長くなりすぎる事です。

 流星セレナーデではあれだけ苦心して再生させた立花小鳥の作品上の寿命を一挙に縮めた結果になったので、今回はその辺の設定を配慮してのものになっています。

 それと毎度のことながら一冊分の分量を書くには、重なり合うエピソードが必要です。メインのエピソードだけではガス欠を起します。そう、脇役クラスが印象的に絡む必要が出てきます。脇役のエピソードが本線に重層的に絡んで話の厚みが増し、話が広がる感じです。

 珍しくシリアス・タッチの部分も多いですが、ああいう浪花節的な話は嫌いではありません。あれもまた作品の味付けだと思っています。

宇宙をかけた恋