二番煎じです

ssd様の命の危ない患者を整形に紹介ってで紹介されたNET IB NEWSの

これの続編のこれが出たようです。続編の方が長いのですが、結局のところシリーズの冒頭で取り上げていた患者に本当に整形外科への入院適用があったのか、またその後どうなったのかは書かれていないようです。続編と言うかシリーズ全体の主題を私が理解した範囲で要約すると、
    たかが病院との信頼関係が失われた如きで、今後の入院依頼を御遠慮願いたいの「素振り」を見せるとはケシカラン。訴えてやる!
訴訟の自由は保証されていますから構わないと言えばそれまでですが、長々と記事にした理由はなんだろうと言うところです。まあ、報道の自由もあるから構わないと言えば構わないと言えるかもしれません。

あくまでも一般論ですが、大病院と診療所の利害関係は微妙に異なります。これまた大雑把に言えば大病院と診療所の一番大きな接点は入院患者の受け渡しになります。ここが円滑にいかないと感情的なもつれが発生します。ですから病院内で「あの診療所は札付き」みたいな暗黙のブラックリスト的なものが出来たりもします。まあ逆も当然あるのですが、人間関係ですから出るときには出ます。

ただそういうものはあくまでも内向きの話であって、相当なレベルであっても表面化する事はまずありません。喩えが微妙に異なるかもしれませんが、その筋には妙に有名な薪割り産科診療所も近隣の産科から辟易されているのは公然の秘密ですが、表立って事を荒立てた話は寡聞にして聞いた事がありません。あれぐらいのレベルでも医療機関の行いと患者は分けて考えるからです。

下っ端と言うか、直接の担当医が強烈な憤懣を上司にぶつけ、さらに話が院長直訴クラスになっても「まあまあ」と宥めこんでしまうのが通例です。院長とか副院長と言っても、殆んどは雇われですから、わざわざ開業医と正面切って喧嘩する手間より、穏便に事を収める方を選択するぐらいでしょうか。この辺は近所づきあいとも似ている面がありまして「あの家の連中はかなわん」と内輪で散々毒づいても、正面抗争まで容易に発展しなのと類似しているかもしれません。

もう少し言えば、入院患者の受け渡しで接点があると言っても、受け渡しがあるだけで鼻を突き合わして直接一緒に仕事をするわけではありません。関係としては患者を挟んでの間接的なものですから、なかなか沸騰点まで達しないのもある気もしています。札付きブラックと陰口を叩いても、下手すると相手の顔さえ知らないなんて事が多々あるからです。それがここまで事が荒立つとなると、半端じゃない積み重ねがあったぐらいにしか想像しようがありません。記事に紹介先病院からの文書とされるものがあります。

執拗にクレームを述べられてきたことから

文字通り「執拗」だったんでしょうねぇ、堪忍袋の緒が吹っ飛ぶぐらいに・・・どれほどのものか想像するのも怖ろしいてなところでしょうか。