シチュエーションは適宜脳内置換してもらうとして、
- ブログで問題発言を行う
- 誰かが見つけて拡散する
- 拡散に反応して反論コメが集まり、ブログ主も防戦に努める
- 反論コメが尖鋭化しネガコメの団体さんになる
- ブログ主は手がつけられなくなりブログを閉鎖する
でもってブログ閉鎖に至るのですが、閉鎖すると最後の反応があります。「逃げたか」とか「卑怯者」とかです。これも肝心の元ブログがなくなっているので、最後っ屁みたいなもので流れて行くぐらいに考えています。ネット世論の関心の移り変わりの速度は早く、閉鎖までされた問題ブログに執念深く絡み続ける人間はさすがに多くないと言ったところでしょうか。問題発言の質、ブログ主の背景、さらには対応にもよりますが、閉鎖の決断が早ければ1週間もすればとりあえず終息するような気がしています。
ステレオタイプの炎上は影響範囲は基本的にネット内に留まっていました。たとえ実名であってもブログを閉鎖して逃げれば、一部の人間を除いて「済んだ事」になり、次の関心に興味が速やかに移っていくです。別に炎上現象を容認するわけではありませんが、ネットとはそういうところぐらいと現状認識しないと致し方ないぐらいの感覚です。それが最近はどうもさらなる炎上が誘発されている印象があります。たいした観察でも分析でもありませんが、
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商業メディアが取り上げる
- ネットに積極的に参加していない層まで含めた広範囲の拡散力
- ネットだけではなくリアル社会への炎上の延焼
- ネット炎上の再活性化
もちろん商業メディアが取り上げるのは限定的で、無名人のブログの炎上まで拾い上げているとは今のところは思えません。記事を読む者・見る者をストレートに伝えやすい有名人がターゲットになります。具体的には芸能人、公人、有名スポーツ選手などです。芸能人もそういう状態に陥ると大変そうで、火消しに懸命になります。そりゃ、テレビ出演の枠を維持できなくなる可能性、つまり喰えなくなり生活を直撃するからです。芸能人に取って人気や評判は何よりの財産ですからねぇ。
ネット利用歴が長く、ネットの特性を良く知っている人間なら常識以前のお話ですが、
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ネットに内輪話は無い
従来からネットに棲んでいる者はそういう特性を百も承知で、ネット上の発言には自然に注意を払っています。人間ですから「書きすぎた」「筆が滑った」と感じれば炎上防止対策をそれぞれの流儀で行っています。それを行う事がネットで生き残る必要事項だからです。ま、これを逆手にとって炎上ビジネスに励まれる方もおられるのがネット世界の広いところですが、小市民は炎上を好みませんからある線で自制してるぐらいです。
個人的に大失敗をやらかすタイプはネット初心者の上、
- リアルでも独善的なところがある
- 独善的な振る舞いをしても、普段は周囲が庇って外聞にはならない
- 庇われている事の意識が当人に無い
ですから実社会においてはそれなりに暮らしていけるのですが、ネットで発言すると言うのは仲間内ではなく不特定多数に情報を発信する事になります。不特定多数は当然の事ながらネット上の発言だけでその人物を判断します。そりゃ、それ以上の情報など知る由もないからです。普段の人物を知っている相手なら「ああいう奴だから・・・」で済んだものが、そうは寛容に受け取ってくれなくなります。
これをネット上でインフルエンサーと分類される人間に見つかると、あっと言う間に拡散されます。反論・批判の団体さんが押し寄せます。これに対しても普段のリアルと変わらない姿勢で応対すると、火に油状態でたちまち大炎上に至るぐらいです。そんな反応は実社会ではある意味未経験ですから、非常に大きな精神的ダメージを受けてしまうぐらいでしょうか。
これがたまたま有名人であれば、商業メディアによる社会的制裁にまで容易に発展する時代になっているように思います。皆様、気をつけてネットを利用しましょう。そうそう個人的な自戒は、
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酔った勢いでカキコをするな!