EMクリニックは医療法人

EMは食傷気味と思いますから軽くいきます。


ソマチット

比嘉教授の新・夢に生きる「第14回 シントロピー医学の役割」より、

今月3日からいよいよEMウェルネスセンター内にシントロピー医学を実践する医療法人照甦会がスタートします。現代の医療で難病と判定された方々や、高額治療が必要と判断された方々のお手伝いを致しますのでぜひご相談ください。検査の方法は一滴の血液で、血液中のソマチットの動態で判定する方法を中心に行い、体に負担のかかるような検査は一切行わないことになっています。できれば前の医療機関のデータをご持参くだされば幸いです。

これは2008年7月1日号となっています。とりあえず

    検査の方法は一滴の血液で、血液中のソマチットの動態で判定する方法
ソマチットをごく簡単に説明しておくと、発見者であるガストン・ネサンの「ソマチッド論」より、

彼は自らソマトスコープと名づけた、倍率3万倍で分解能0.015μmの超光学顕微鏡(一般的に光学顕微鏡の倍率は1000-1500倍、分解能は0.1μm程度が限界である。これは光の波長の大きさに由来する)を開発し、人の血液を観察。その中に不思議な微小生命体が存在する事を確認したとし、それを「ソマチット」と命名した。

EM点眼でもすれば幻のソマチットが見えるようになるのでしょうか。ここは比嘉教授が2008年時点でソマチッド理論にも深く傾倒されているぐらいで良いかと存じます。ソマチッド理論は千島学説の源流の一つですが、ラジオニクス系波動理論の他にもしっかり取り込んでいらっしゃるようです。まあ、少し突き詰めれば似たような理論なんですけどね。


EMリゾート

ソマチットはこれぐらいにて、

    今月3日からいよいよEMウェルネスセンター内にシントロピー医学を実践する医療法人照甦会がスタートします
へぇ、EMはクリニックまで持ってたんだ! ちょっと驚きました。もっと驚いたのはEMウェルネスセンターはチャチな施設ではなく非常に立派な施設です。本体はEM wellness resort COSTA VISTA OKINAWA HOTEL & SPAとなっており、

 ホテルコスタビスタでは、EM(有用微生物群)をふんだんに活用した安全・安心食材を生かした料理をはじめ、無農薬栽培の紅茶やコーヒーなどが味わうことができます。

 客室では、内装からリネン類、家具にいたるまで、お客様が触れるのもすべてにEM処理をしており、シャンプーやリンスなどのソープ類も肌にやさしいものが使われております。なんといっても客室では、薬品の匂いがなく、クリーンで心地よい空間になっております。

当然こうなるわけです。こんな凄いホテルですがwiipediaより、

沖縄の本土復帰後も沖縄ヒルトンはヒルトン・ホテルズ・コーポレイションにより経営されていた。なお、沖縄ヒルトンはその後閉鎖されて建物は長らく放置されていたが、2005年にホテル・コスタビスタとして営業を再開した。

元は沖縄ヒルトン・ホテルであったのをEMが買い取って2005年に再開したぐらいの理解で宜しそうです。いやぁ、魂消た。長らく放置されていた建物の再開ですから、下手すると新築するより費用がかかったりする事もあるのですが、実に凄いものです。EMは1985年から比嘉教授プラス世界救世教で比嘉教授側のEM販売が始まり、世界救世教の内紛を経て、1994年に株式会社EM研究機構(資本金9000万円)設立され、1999年に株式会社イーエム研究所(資本金1000万円)設立です。それが2000年代前半には老朽かつ放置ホテルを買い取って再開できるほどの資金調達が出来るようになっていたわけです。

いや待てよ、いかにEMとてホテルとなればはした金ではどうにもなりません。ヒョットしてEMコンセプトを提供しているだけで他のホテル会社が経営している可能性もあるんじゃないかです。それでもって確認してみると、松葉博雄の社長研究室に、

コスタヴィスタ沖縄は、EM研究機構が、ヒルトンホテル、シェラトンホテルの跡地に作ったホテル部門です。

沖縄ヒルトンはシェラトンに売却され、そのシェラトンも撤退した後は更地になっていたとしています。そこをEM研究機構が買収して新たなリゾートホテルを建設したと言う事のようです。経営者についてもはっきりと、

経営は、株式会社EM研究機構(安里 勝之社長)です。

ただなんですがどうも松葉博雄氏も誤解があるようで、増築はあったかもしれませんが、コスタビスタでのエコ活動に、

13年も放置され40年余も経過したホテルコスタビスタ沖縄の建物についても常識的には、再生するよりも取り壊して新しく立て直した方がローコストです。
しかし、沖縄が日本に復帰した頃に建てられ、繁栄した文化的な側面や、壊すことによるコンクリートなどの大量の廃棄物の環境への影響も無視することは出来ません。

そのためEM技術をすべての場に活用することによって、従来の常識では想像もつかないほどの低コストで高品質の建物を再生したのです。

どうもホテル本体は補修で対応したようです。気になる費用ですがあるもので、比嘉教授の甦れ!食と健康と地球環境「第32回 EM技術による建造文化財の保護」に、

賛否両論いろいろあったが、「比嘉先生の考えと熱意は良くわかったが、EM研究機構の借入れであっても、最終的に先生がすべての責任の保証を負う」ということであれば融資するということになり、30億円に近い融資を受けることになったのである。

30億円が借りられるだけの事業信用があったと言う事になります。それぐらいは必要そう、いやまだ足りないな気もしますが自己資金もあったのかも知れません。それでもたいしたものです。比嘉教授の事業手腕だけは認めざるを得ないようで、事業規模として既にホメパチを凌いでいるかもしれません。つうてもホメパチの事業規模も良く知らないのですが・・・ホメパチはもっと凄いのかな?


EMクリニック

でもって話をクリニックに戻します。クリニックはこのリゾートのウエルネスゾーンが独立したもののようで、具体的にはスパ施設が独立したもののようです。で、

ウェルネスゾーンは2008年7月に医療法人照甦会 沖縄照甦クリニックとして独立開業いたしました。

ここももう少し詳しくは新・夢に生きる「第13回シントロピー(蘇生)医学の序幕」に、

これまでEM医学に多大な貢献をしてくださった埼玉の和光市にある「EMX予防医学研究所」の田中茂先生と、横浜にある「あかね台眼科脳神経外科クリニック」の杉本先生と沖縄のEM医学情報センターの医療法人照甦会で対応することになりました。

田中先生と杉本先生は6月2日から、EM医学情報センター(照甦会)は7月3日から受け付けを開始します。

どうも照甦会はEM医学情報センターとして位置付ける構想である事がわかります。ここで注目すべき事は医療法人であると言う事です。日本中に何万とある医療法人ですが、あれも手を挙げれば誰でも取得できるものではありません。取得には経営実績が必要であり、開業と同時に医療法人になれるというものではありません。そうなると医療法人照甦会と言う母体がどこかにあるはずです。探してみるとFBに、

平成24年度市川市1%支援制度対象事業

食と健康講演会「日本という国で健康を維持していくために」
〜日本医学の現状と予防医学

各種検査、各種ワクチン、電磁波、放射能問題、高血圧、癌、高コレステロール、減塩etc.・・・。日本では当たり前と思っていることが違うとしたら?
「事後処理の医療でなく本当の予防医学へ」を提唱する講師が、経済の影響を受ける医療の現状、欧米と日本の医療の感覚の違い、その他健康にまつわる様々な情報の裏表について、豊富な資料に基づきわかりやすく説明してくれます。微生物の可能性についての目からウロコの話もあり、最初はため息、最後は希望がわいてくること間違いなしです。

講師 杉本一朗先生 医療法人 照甦会理事長
(神奈川県あかね台眼科脳神経外科クリニック院長・沖縄照甦クリニック院長、日本脳神経外科学会認定専門医・日本抗加齢学会認定専門医

市川市1%支援制度対象事業も凄いものを支援すると思いますが、これも今日は置いておいて、神奈川の医療法人は、

■2013/3/25
脳神経外科より
当院も開業後10年が経ちました

開業10年目のようで、開院されたのは2003年と言う事で宜しいかと思います。2008年時点で開業5年目に当たるので、経営さえ順調であれば医療法人の取得は可能です。医療法人を取得する事は経営判断であるので何の問題もありませんが、気になるのは法人名に○○会が付いている事です。医療法人なら付いて当たり前だろうと思われそうですが、実はそうでもありません。

医療法人の認可は都道府県単位であったはずで、各都道府県によって微妙なローカルルールがありそうなので一概に言えませんが、単独の診療所の場合は○○会ではなく診療所名を法人名にする事を勧められます。ここもあえて○○会を付けるは可能ですが、慣行に反するのでチト手続きが煩くなるぐらいでしょうか。役所の手続きは先例から少しでも外れると非常に面倒になります。

医療法人にもメリット・デメリットは様々にありますが、メリットの一つに個人診療所では認められない分院の設立が可能になります。その点を考えると医療法人取得時に沖縄のクリニックを分院として作る計画を含んでいたので○○会とした可能性はたぶんにあります。ここもついでに言っておくと、医療法人は分院を作る事はできますが、これを本院以外の都道府県に作るとなれば手続きがさらに複雑になります。俗に広域医療法人と言われる申請手続きになり、これがまたなかなか大変と言うところです。

どうも比嘉教授も仰られているように、杉本氏は沖縄にEMクリニックを設立するためにわざわざ自分の診療所を広域医療法人化したらしいと考えて良さそうです。最大の傍証は医療法人名で、

    照甦会
法人名は基本的に自由なのですが、それでも照甦会です。さらに分院であるEMクリニックは沖縄照甦クリニックで法人名を冠しています。もちろん杉本氏の趣味なのかもしれませんが、傍証ぐらいにはなります。見様によっては2005年のEMリゾート開設時からクリニック設立プランはあり、これに杉本氏が全面協力して医療法人を作り2008年のEMクリニック開業につながったのかもしれません。

2005年のEMホテル開始時にクリニックが出来なかったのは杉本氏のクリニックも2005年時点では開業してまだ2年であり、まだ医療法人の取得が難しかったからではなかろうかです。広域医療法人の方が審査がより煩いとも聞いたことがありますから、ようやく医療法人が取得できたのが2008年じゃなかろうかです。それにしても照甦会の理事構成はどうなってるんでしょうか。


もちろん何をされようが構わないのですが、一つだけ気になった事があります。沖縄のEMクリニックの院長は神奈川におられますが、他にも医師はおられるようです。その点も構わないのですが、ウエルネスゾーンのページには、

沖縄県医師会員、中部地区医師会員

こうなっています。医師会も入っているんだと感心しましたが、社団法人中部地区医師会によれば、

沖縄照甦クリニック(退会)

こうなっています。まさか正式名に「(退会)」が付いていると思えませんので、これはごく素直に中部地区医師会を退会されたのだと解釈します。訂正が遅れてるだけだと思いますが、早めの訂正を期待します。しっかし、医師会に入るメリット・デメリットはともかく、辞めても入会金が還ってくる訳じゃありませんから、なぜに退会されたのかは不思議です。沖縄中部地区医師会の入会金は凄く安いのかなぁ? 入会金をドブに捨てるだけの理由があったのかなぁ?ってところです。

ちなみに中部地区医師会を退会すれば自動的に沖縄県医師会も退会なります。ついでに言えば書かれてはいませんが、日医にも入っていたはずですが、これも退会となります。一応念のために。