ハイキング日和

昨日はハイキングに行ってきました。今春3回目なのでコースは思い切って魚屋道。ちなみに魚屋道は「ととやみち」と読み、かつては深江の浜から有馬温泉に魚を運んでいた事からつけられています。ところがどうにも不調。甲南女子大の近くから山道になるのですが、蛙岩のあたりで早くも息が上ってしまう体たらくです。「今日はどうも不調」と思いながら息を切らしながら風吹岩まで到着した時点で完全にオーバーヒート状態。

風吹岩で休息しながらここで止めるか続けるかをしばし考えていたのですが、風が結構強くてオーバーヒートが醒めてきたので雨峠までとテクテク。そこで早めに昼食を取って「さてどうするか」です。東おたふく山方面にエスケープして帰るかどうかを悩みましたが、ちょっと回復したのでもう少し足を伸ばして本庄橋跡まで足を伸ばす事にしました。本庄橋跡まで行っても土樋割峠からのエスケープは可能です。

でもって最大の難関である七曲りの前で最後の決断。「エエィ、行ってしまえ」とチャレンジしましたが無茶苦茶きつかったです。ヘトヘトになりながら一軒茶屋、さらに六甲最高峰にたどりつき、後は有馬温泉への緩やかな下りです。結局全部歩きました。


自覚的には大不調だったのでタイムも大幅に長くなっているかと思えば、そうでもありません。おおよそ標準タイムです。気持ち長いぐらいでしょうか。「おかしいな」と思い返していたのですが、どうも山ガールに煽られたのも不調の原因のようです。つうのも昨日はハイカーが異様に多かったと思います。魚屋道は人気のあるポピュラーなハイキングコースなので、いつ行ってもハイカーは多いのですが、昨日はチト多すぎる感じです。

そいでももって若い人がやたらと多かった感じです。流行として「山ガール」なんてのがありますが、これまではせいぜい山「元」ガールが殆んどで、流行とされる山ガールなんて1日に何人会うかぐらいだったのですが、昨日はそれこそ団体さんが幾つも幾つもいらっしゃる感じです。もちろん山ボーイも。でもって彼女ら彼らは若いですからピッチが早い。何回道を譲ったか覚えていないぐらいです。

六甲山はハイカーが多いのは上述しましたが、これまでは少々多くともペースが似てましたから、歩いている時に見える数はたいした数ではありませんでした。休憩ポイントに着けばゴッソリいる感じでしょうか。それが早いピッチの若年集団が多くなると、どんどこ抜かれる感じです。どうもその辺でペースが乱されて息が上ってしまったのかもしれません。

これも後から思い返せばですが、山ガール・山ボーイ集団には幾度も追い抜かれましたが、同じ集団に何度も抜かされたのも確実にあります。どうもどうもなんですが、ウサギとカメの関係で、山ガール・山ボーイ集団はハイ・ピッチで登る代わりに長めの休憩を取っているようで、彼女彼らが休憩している間にヘトヘトの私が知らないうちに追い抜き、休憩を終えた連中が再びハイピッチで抜き返すみたいな関係です。

もちろん私を追い抜いて置き去りにした集団も多々あったと思いますが、どうにもリズム乗りが悪かったてなところでしょうか。


それにしても山ガールって本当にブームになってるんでしょうか。これまでも話には聞いていましたが、実のところは山「元」ガールしか見なかったので、どこにいるんだろうと不思議でした。しかし昨日はなんと一杯いるんだろうと感心しました。今回の反省はもう少しだけマイナーなコースを登ろうってところです。山レベルでラッシュアワー状態は少々懲りた感じです。

もっともラッシュアワー状態だったのは雨峠ぐらいまでで、どうも七曲りにはあんまり登ってなかった気がしています。六甲最高峰も雨峠の人出からしたらビッシリと思ったらそうでもなかったですし、有馬温泉への下りもいつも並でした、そこから考えると東おたふく山方面に山ガール集団は向かったのかもしれません。あっちに向かったのなら楽しいハイキングです。


あれこれ考えていましたが有馬にはまだ名残の桜が結構残っており、最後の花見を楽しんで無事帰宅できたので、とりあえず良かった良かったぐらいの1日でした。