日常雑談

医療ネタに手が回らないので埋め草です。私は暑いのも寒いのも苦手なんですが、最近の冷え込みに震え上がっています。スクーター通勤には本当に辛い季節になっています。でもって「寒い、寒い」と言いながら外来をやっているわけですが、今でも子供は「風の子」と感心心する事は多々あります。道を歩いている小学生ぐらいが、短パンに半袖の体操服プラスアルファ程度で目を剥いたりしています。

暑がりの子供は結構多くて、もっと寒くなっても結構な薄着の子供はしばしば見ます。子供が薄着で元気なのは悪い話ではないのですが、問題は場所が小児科外来である事。なかなか凄いのもいまして、そうですねぇ、2月ぐらいの小雪舞い散るぐらいの寒い日のしかも夕方ぐらいの受診です。ミニスカートで裸足でサンダル、薄いノースリーブで、これも羽織っている程度の上着ぐらいで、

    熱があって寒気がしています
えっと、熱がなくても十分に寒いと思うのですが、どうやら寒気がするので上に1枚羽織っているとの事でした。私の記憶が確かなら診断はインフルエンザだったと思います。ありゃ見るからに寒そうだった。


寒がりは昔からで、時おり報道される冬でも裸足で、半袖・半パンツで暖房無しで元気一杯みたいな幼児教育の報道を見るたびに震え上がっています。この手の幼児教育は私の子供時代から存在し、見るたびに「あんなところでなくて良かった」と思ったものです。寒がりには耐えられそうにない風景だったからです。

そう言えば今の小中学校の教室には暖房は入っているのでしょうか。もちろん雪国は入っているとは思いますが、私の故郷とか神戸ぐらいのそこそこ温暖な地はどうなんだろうと。私は幼稚園から小学校1年生までは雪国でしたから、冬は石炭ストーブが教室に鎮座していました。ところが故郷に転校するとストーブがありませんでした。

寒いと思っていたら、有り難い事に石油ストーブが導入されたのですが2年ほどして撤去されてしまいました。おぼろげな記憶では休み時間も教室に籠るので宜しくないとか、なんとか。後は中学も高校も無し。そりゃ冬は震えました。寒い教室で辛うじて暖かいのは晴れた日の窓際1列ぐらいで、あとは寒気に震える感じです。あの頃は冬中「霜焼け」に悩まされたのは記憶しています。


雑談ですから話はドンドン飛びますが、最近の小学生とかは名札を校外では付けないんですねぇ。聞くと校内だけつけて、名札は学校に置いて帰るところもあるとか。治安のためと思いますが、今昔を感じています。私の中学の頃は荒れる学校の反動で管理教育の締め付けが強くなった頃です。体操服にでっかいゼッケンで名前とクラスを明記したようなものを「縫い付け」ていました。そういや中学の名札も制服に縫い付けだったっけ。

もう一つビックリしたのは時間割です。うちの子供が明日の授業は「なんだっけ?」といつも言っていたのが不思議だったのですが、どうも固定した時間割が存在しないようです。私の頃の常識は1年間ガッチリ固定でしたから、2ヶ月も通えば嫌でも暗記したものですが、そういうシステムではなくなっているようです。そりゃ毎日準備が大変なわけです。理由がわかるまで少し不思議な感じでした。

時代が変われば常識が変わるのは当たり前ですが、知ると少し驚かされます。