企画:理想の研修病院とは?

月曜日に弘前大、火曜日に三重大の話を書いた後に、拘束主義より研修医に人気が出る研修病院にするのが本道であろうの意見はありました。これを受けて書こうと思い、幾つか下書きも書いたのですが、途中から到底無理の結論に至っています。理由は「後から気が付くな」と言われそうですが、今の研修現場についての知識が皆無です。ついでに言えば、今の病院現場の知識もまたかなり古くなっています。

こんなあやふやな知識で書けば、それこそ「昔は良かった」式の噴飯論にしかなりません。手を抜くわけではありませんが(実は手を抜いているのですが・・・)、現場感覚の意見があれば寄せて頂ければ幸いです。それを参考に次にまとめる「他人のフンドシ方式」にしたいと構想しています。良ければご協力下さい。


これじゃ愛想と言うか手抜きの度がひどすぎるので、下書きを考えていた時にポイントとして挙げられそうなところを幾つか書いておきます。

  1. 研修そのもののシステム(感覚的なものでなくて具体的な手法論として)
  2. 指導医のあり方、姿勢、振る舞い
  3. 指導医の数
  4. 症例の豊富さ
話の延長線上として、おおよそある程度の規模の病院像が浮かんでくるのではないかと思っています。そうそう対象とする研修はいわゆる前期研修です。それと具体的に理想と言っても案外難しいので、欠点的な指摘も歓迎です。ネガティブ・データは反面教師になるからです。上の4つの他に副次的な物として、
  1. 病院の所在地
  2. 給与
これらは個人的には重視ポイントと言うより、始めの4条件が互角であればとか、劣る面があってもカバーする要因としてぐらいの位置付けになるんじゃないかと考えています。そういえば給与は一緒だったっけ?、差があるでしたっけ?。他には研修システムに含んでも良いかと思うのですが、
  1. 労働条件
ここも個人的には研修医時代ですから、必ずしも労基法ゴチゴチの世界である必要はないとも考えていますが、かつては・・・なんてレベルしか私は存じませんから、最近のトレンドなどの情報があれば助かります。思いついていたのはこれぐらいなんですが、落ちているものがあれば指摘頂ければ幸いです。あえて付け加えれば、
  1. アメニティ
私らの世代になると当直室にせめて窓が欲しいとかのレベルになってしまうのですが、とくに女性医師の比率が格段に上ってますから、重視する者はそれなりに重視するかもしれないぐらいです。


それと理想とはしましたが、あんまり理想論に走ると現実から離れすぎますから、ある程度までは現実的なレベルに収まる方が、どうせ考えるなら建設的ではないかとも考えています。理想と言うより標準にしたいレベルの感じです。良い意見が集まれば一つの提言ぐらいにはなると思っています。出来れば企画倒れにならないようにご協力頂ければ幸いです。