アレレレ、石村あさ子氏に何があったのだろうか?

琴子の母様が引用した事によってブログ公開停止事件まで起こった神霊教HPの「神霊教に救われた人々」の、

これは「東京都 石村あさ子」によって書かれています。このエントリーは8/23の時点に書いていますから、今日の時点でどう変っているかは保証の限りではありませんが、内容がまたまた変更になっています。魚拓を追ってみると8/10バージョンまでは訂正版ですが、8/22バージョンではまた変わっています。

訂正変更点を整理しておきます。変遷を追って見ます。

No. 2007.1.4 2012.7.5 2012.7.8 2012.8.22
1. E型肝炎抗原プラス(劇症肝炎) E型肝炎抗原プラス B型肝炎 E型肝炎抗原プラス(劇症肝炎)
2. E型肝炎がほぼうつらない抗体 E型肝炎がほぼうつらない抗体 B型肝炎のHBe抗原がHBe抗体 E型肝炎がほぼうつらない抗体
3. 手伝うなんて夢にも思わなかったでしょうね。 手伝うなんて夢にも思わなかったでしょうね。 手伝うなんて夢にも思わなかったでしょうね。(注) 手伝うなんて夢にも思わなかったでしょうね。
4. 記載なし 記載なし  私は、この分娩を扱った3か月後、6か月後と、毎年肝機能を含めた定期検診を行っていますが、異常はありません。 記載なし
5. はじめは病院の指示を受けていたのですけど、開業してから5年たって病院からの連携も離れました。だから言うんです、病院に頼らなくてもいいお産ができますよって。 はじめは病院の指示を受けていたのですけど、開業してから5年たって病院からの連携も離れました。だから言うんです、病院に頼らなくてもいいお産ができますよって。 記載なし はじめは病院の指示を受けていたのですけど、開業してから5年たって病院からの連携も離れました。だから言うんです、病院に頼らなくてもいいお産ができますよって。
6. 記載なし ●編集部より (注)●編集部より 記載なし
7. 記載なし  石村あさ子さんの体験の中に「E型肝炎抗原プラスで非常に感染力の強い方のお産を手伝った」とありますが、これは病院サイドからの要望により、連携病院にてオープンシステムの下で分娩介助(医師立会い・病院助産師の間接介助の下に行った)をされた事例です。今から15年位前のことで、その後「助産所ガイドライン」がつくられました。石村さんはそのガイドラインに則り、助産師業務を行っています。  石村あさ子さんの体験の中に「B型肝炎で非常に感染力の強い方のお産を手伝った」とありますが、これは病院サイドからの要望により、連携病院にてオープンシステムの下で分娩介助(医師立会い・病院助産師の間接介助の下に行った)をされた事例です。今から15年位前のことで、その後「助産所ガイドライン」がつくられました。石村さんはそのガイドラインに則り、助産師業務を行っています。 記載なし


8/22バージョンの訂正・修正は、7/5バージョン及び7/8バージョンでの訂正・修正部分をすべて破棄してオリジナルに戻ったとして良さそうです。何度も読み直しましたが、2007.1.4バージョンと同じです。それも8/10までは7/8バージョンであるのが確認できますから、その後に訂正・修正が行われた事になります。はてさて何が起こったのだろうです。

今回の一連の騒動の発端は現在確認できる限りでは、5/9にnicioka氏が東京都助産師かに送った質問メイルです。この質問メイルは5/12に東京都助産師会からの回答メイルと共にウェブで公開され、ちょっとした話題になったとされています。この時だと聞いていますが、石村氏に

  1. E型肝炎の記載のままであるが、これはHBe抗原陽性の間違いではないか
  2. 石村氏が医学的に肝炎感染を起こさなかった記載が無い
こういう趣旨のアドバイス・メイルも複数送られた情報を握っています。さらに石村氏の「楽しい育児はお産から。」の5/21付「E抗原(+)の妊婦さんの取り扱いの件」に、

インターネット上の投稿で、私が扱ったE抗原(+)の妊婦さんの件が取り上げられていると聞きました。誤解されないように、差し支えない範囲で経緯を記しておきます。

こう冒頭に記された上での説明が行なわれています。魚拓では7/5バージョンですが、この5月騒動を踏まえてもっと早い時期に訂正・修正が行われたのではないかと推測できます。



7月騒動は琴子の母様が助産院は安全?で7/5付「怖い。」を公開した事に連動します。7/5からたった3日後の7/8には訂正・修正が行われています。日付は特定できませんが、おそらく訂正・修正終了後に誰か(石村氏と特定できていません)がHatena事務局に石村氏に対する誹謗中傷・名誉毀損に該当するので削除を要請する連絡を行っています。「誰か」に関する情報としては、

  1. 「実名が掲載」つまり琴子の母様の7/13エントリーに実名が出ている人物である
  2. 「信仰を理由」つまり何らかの宗教を強く信仰している
  3. 助産行為をしている」つまり助産師である
この3条件を満たす人間と言う事になります。具体的にはHatenaからのメイルの内容の一部を琴子の母様がツイートで、

記事および記事へのコメントに、実名が掲載された上で、信仰を理由に危険な助産行為をしているという事実無根の誹謗中傷がなされ、名誉・信用を毀損しているとしてI様(註:実際は実名)より削除申立がありました。

でもって今に至るです。未だに琴子の母様のブログはプライベート・モードのままです。


推理遊戯の前提

「奇蹟によって安産と家庭円満」が掲載されているのは石村氏自らが運営しているサイトでなく、神霊教のそれも教団公式HPです。管理は「編集部より」の記載が一時期あったように、神霊教の事務部、たぶん広報担当にあたるところが管理されている事になります。ここをもう少し具体的に言うと、IDとパスワードを管理している者以外は訂正も修正も出来ません。ですから訂正も修正も神霊教の担当者の承認なしでは出来ないです。

ここから先は完全に推測ですが、「てにをは」とか誤字脱字は編集部の裁量で修正は出来ると思いますが、例えば「神霊教に救われた人々」のコーナーに新たな記事を追加する時には、形式的であっても上部の承認が必要と考えます。ごく簡単には神霊教的に「奇蹟」と認められるかぐらいの審査です。厳重なものなのか形式的なものなのかは知る由もありませんが、教団公式HPですから原稿のアップの基本的な承認は上部と考えるのが妥当です。

では今回の7/5、7/8、8/22の3回に渡る訂正や修正はどうであったのだろうです。「てにをは」とか誤字脱字の範疇の変更として編集部の裁量権で行われたのでしょうか。それとも奇蹟譚の大幅な変更として上部の承認を経て行われたのでしょうか。ここが推理のポイントと考えたいと思います。


推理遊戯

今回の訂正修正の原因について推理してみると2つの理由が思いつきます。

  1. 石村氏以外の力が働いた
  2. 石村氏の意向
1.は今回の変更が石村氏の助産師及び東京都助産師会の会長としては余りメリットのあるものとは思えません。だから石村氏の意向ではなく、こういう騒ぎが起こっている事に対する第三者の介入の可能性です。小手先でいじるほど騒ぎが拡大するので、元に戻して石村氏の意向で動いていないと示す事にしたです。それならそれで説明は欲しいところですが、そこは面子がありますから、騒動前の状態に戻す事により「後は察せよ」です。

もう少し突っ込むと、3回のうち最初の2回は石村氏の要請を受けて編集部レベルで訂正・修正が行われたが、3回目のオリジナルに戻す訂正・修正は別のルートの意向が働いたです。


2.であればさらに2つの可能性が推理できます。

  1. 訂正修正の必要がなくなった
  2. 訂正修正分にかえって不都合が生じた
a.の可能性は低そうに思います。とくにB型肝炎については訂正しておいた方が良さそうな気がします。元のE型肝炎に戻すほうが、助産師としても東京都助産師会の会長としてもデメリットは相当高そうな気がします。他の部分は戻すにしても、B型肝炎だけはそのままの方が良かったと私は思います。

b.はなんとも言えません。私も今回の事件で石村氏の情報をかなり集めましたが、決定的な不都合は見つからなかったと感じています。E型肝炎は単なる思い込み勘違いと見なしてです。ここであえて指摘すれば東京都助産師会の会長として、

2012.5.21付石村氏のブログ 2012.8.22バージョン
平成16年に助産所業務ガイドラインが制定されてからは、病院で立ち会うこともなくなっていると思います。助産所において、異常やリスクのあるお産を扱うことはありません。

言うまでもなく、安全な家庭出産を行うためには、嘱託医療機関や周産期医療ネットワークの緊急搬送機関との連携(関係)が非常に大切であり、私も病院や医療機関に助けて頂きながら、お産のお手伝いができておりますことを心より感謝しております。
はじめは病院の指示を受けていたのですけど、開業してから5年たって病院からの連携も離れました。だから言うんです、病院に頼らなくてもいいお産ができますよって。


この2つの個所の相違です。ここだってあくまでも「あえて言えば」ぐらいのところです。またE型肝炎については何故に戻したかの説明が難しくなります。今日の時点の推理の結論としては、
    石村氏以外の力が働いた
こちらの方がやや有力とさせて頂きます。


推理遊戯の傍証

当ブログに「n」の名乗るHNのコメンテーターが現れ、何度か宗教的効果の医療使用についてのコメントを繰り返されています。そこまでされた目的として、

私が言いたいのは、果たして石村氏の行為がそれに当てはまるのかという点について、信憑性にたり得る情報が乏しい状態で、推察だけで決めつけて良いものかどうかと云う点なのです。

私は、現段階では、そこまでする必要はないのではないかとも思って発言を致しました。

こうなっています。かなりのコメントを残しているのですが、その中で、

これはどういう事かというと、まず琴子ちゃんのお母さんには、選択肢として助産院か産婦人科でお産をするという選択肢があったと云えます。そこで果たして出産前に、双方に対してどのような、メリットとデメリットがあったのか充分精査したのかという疑問がブログを読んで感じた率直な感情でした。

また、自分の家族についても調べていたのか?という事も感じました。

 つまり、家族の中にお産で苦しんだ人がいる場合、科学的に見れば、「遺伝」をしている場合が多く、もしかしたら、そういう家系ではなかったのかという事も感じました。

 もちろん、子供を取り上げる助産師にも責任は伴いますが、やはりお腹の中のお子さんの事を考えますと、妊婦さんにも少なからぬ責任はあったのではないか?と不謹慎ながら感じてしまったのです。これについてはどうなのでしょうか?

論評はしませんが、見事な自爆でした。これが8/12の事で、さらに「n」のHNを名乗るコメンテーターは8/15に、

琴子ちゃんのお母さんへ。かなり厳しいコメントをして申し訳ございませんでした。

しかし、これくらい云わないとコメントを残してくれないと思い、敢えて厳しい口調で言わせて頂きました。

ここでしか、長文で琴子ちゃんのお母さんに連絡が取れないと思い書かせて頂きます。

今、FC2の「助産院は安全?」のブログを、再度見させて頂きました。

結論から言えば。

「琴子ちゃんを救いたいのなら、信じる信じないは別として神霊教の話を聞いてほしい。」

恐らく日本の既存の宗教の中で、霊が救済される現象を信者が確実に実感出来るのは、ここしかない。

はっきり言って、一連のブログの引っ越しや、その他のトラブルの原因は、

「琴子ちゃんの霊の訴え。」

荒唐無稽な話だと思いますが、これは恐らく間違いない。

つまりは神霊教信者であったわけです。私は神霊教の教義について本当に詳しくないのですが、ごく一般的には神霊教にとってあまり好ましい行動でなかったと受け取っています。もちろんこのコメンテーターが本当に神霊教信者であるかどうかの確証はどこにもございません。ヒョットすると神霊教を貶めるための釣りの可能性も捨てきれませんが、内容からして否定的と見ています。

このコメンテーターが仮に本当の神霊教信者であったとして、この一連のコメント活動はおそらく神霊教の教団の意向を受けてのものではないと考えています。神霊教信者として、同じ信者である石村氏を擁護しようとしたものと見ます。このコメント活動が何らかの反応や影響を「誰か」ないし「どこかの組織」にもたらし、今回の訂正・修正に至ったのではないかです。

ただ、うちのブログにコメントしたぐらいで、それだけの反応や影響が果たして起こるかと言われれば、その点は全然自信がなく、あまりにも根拠薄弱であるのは認めます。ま、あくまでも推理遊戯です。