WiFi奮戦記

ちょっと本業と言うか、本業に附随する雑事追われていまして、ユックリとネタを繰る時間が乏しかったのでお茶を濁しての日常の雑談です。

無線LANは何年か前に自宅の方に導入して、設定に悪戦苦闘させられた事があります。あの時も何故に接続できたか未だに不明なのですが、もう手を出したく無いと心に強く誓ったものです。

一方で院内ですが、建築時に要所に有線LANを既に張り巡らしています。それで事足りているのは足りているのですが、結果的に、とあるプリンターへの配線が邪魔になっています。引き戸ですがドア越しの配線になっており、これが開業以来の邪魔な存在になっているのです。もっとも邪魔と言ってもすっかり馴染んではいるのですが、これがなんとかならないかの出来心を「つい」起こしてしまったのです。


まず前段階として、これまでローカルプリンタとしてUSB接続であったものをネットワークプリンタにして有線LAN接続に置き換えるところから始めました。これは思いの他にスルスルと進み、無事ネットワークプリンタに進化したのですが、ケーブルとしては手持ちだったLANケーブルの方が太くて、根本的な問題の解消どころか状況悪化、つまり余計にドアが閉まりにくくなっています。

ローカルプリンタをネットワークプリンタにした理由は、次のステップとして、プリンタへの接続を有線を無線に置き換えるためのものです。これが出来ないと無線化もクソもありません。ただなんですが、ここに大きな難関が待ち受けます。

通常の無線LANの使い方はこれをルーターとして使用します。TAから無線ルーターに接続し、無線LANからIPを割り振って無線で接続させる使い方です。たぶん殆んどの方はそう使い、成功すれば部屋の中のLANケーブルがすっきりする成果を手にすることが出来るわけです。うちの場合は基本は有線LANが既設であり有線ルーターが頑張っています。有線部分は手を出したくないので、無線ルーターではなく無線ハブとして使いたいです。

つまりそんな使い方が可能かどうかです。とりあえず売り場で要望を伝えると

    できますよ♪
軽いノリの返事で、並んでいるうちで一番安い無線ルーターを勧められました。距離が距離ですから、それで機能として必要にして十分のはずですが、問題は有線ルーターの下に無線ルーターが接続された時にどういう挙動をするかです。電気屋からの帰り道に、かつて自宅で七転八倒した悪夢が確実に甦って来ました。


さて開封して接続マニュアルを読んだのですが、当然ですが無線ルーターとして使うための方法しか書いてありません。そうなれば後は接続しながら考えていくしかありません。タハハハ、当然のように大苦戦状態に陥ります。それでも無線ルータがプリンタを認識するところまではまだ早かったのですが、そこからネットワークプリンタ化する事に「ウン」と言ってくれないのです。

延々と何をしても存在は認識してもプリンタとして接続不能状態が続いたのですが、あきらめかけた頃にヒョイと思いついた事があります。うちのネットワークプリンタはもう1台ありまして、これの固定IPを変更した時にポートを手作業で作った経験があります。今回は有線でネットワークプリンタ化した時には、ドライバが自動でやってくれていたのでしてませんでしたが、これをやってみようです。

ハイ、つながりました。それにしても何故にドライバがこれをやれないのか非常に疑問でしたが、とりあえず接続できたので、この日は無線化に成功したことを無邪気に喜んで終了しました。たっぷり半日仕事でした。


さてなんですが、日を改めて無線ルーターの設定を考え直してみると、マニュアルにあったのは無線ルーターを「ルーター」としても使う方法です。しかし私が使いたいのは、あくまでも「ハブ」として使うです。であるならば、無線ルーターの設定はルーター機能を完全にオフにするのが正しい使い方になるはずです。先日に接続した時は「AUTO」でしたが、AUTOでも勝手にルーター機能が動いてもらっては困ります。

それとLANケーブルの接続も、よくわかりませんが、TAから接続するのを前提とした個所ではなく、単にハブ接続する場所の方が望ましいのではないかと言う事です。理屈ではそうなんですが、それでネットワークが動くかどうかが問題です。トライ・アンド・エラーの精神で設定を変えてみたらすんなり接続できました。私の趣味でDHCPは可能な限り使いたくないので、固定IPを振り直して、ここまでは順調に稼動です。


次は、せっかく無線LANが導入されたので、もう少し無線で接続してみたいです。これが難物で、うちの基本は有線LANのデスクトップなので、どうしようかです。そこで比較的配線が邪魔になっているPCに狙いをつけて、無線子機で接続してみました。これがまたアッサリ接続できます。調子に乗って、とあるノートPCで無線を呼んでみるとサラサラ接続可能で、喜んで院内のあちこちで接続をテストしてみると、どこでも接続OKです。

今の無線の到達範囲は恐るべしなのですが、さらにノートPCへのネットワークプリンタ接続はゴタゴタせずに実に一発接続です。このスムーズであったのがOS依存(これだけWindoes 7)であるのか、それとも接続設定の変更の成果であるかは・・・残念ながら不明です。


さてさてなんですが、配線の縛りがなくなったので、院内のどこにでもWiFi接続のネットワーク機器を置く事は状況的に可能になったわけです。そうなると夢は広がるわけですが、適当に楽しめるWiFiの小物ってないんですねぇ。さすがにゲーム機はこの歳では食指が動きませんし、タブレットPCも現実的には今のところ用はありません。遊びで買うにはまだタブレットPCは高すぎます。

とはいえ現在有線化している部分(有線はギガ・ライン)をわざわざ無線化するのも気が進みませんから、WiFi遊びもこれでとりあえず終わりです。もうちょっとお金をかけずに楽しむ方法はないのかググってみましたが、案外無いものでガッカリしています。それでも無線親機と子機で5000円ぐらいで、かなりの日数楽しめましたし、無線へのコンプレックスが少し軽くなったのでヨシとしておきます。

そうそう一応書いておきますが、院内のLANはレセコン系とその他のネット接続系は完全に物理的に分離していますから、無線LAN導入によってセキュリティが低下した事はありませんから、その点は大丈夫です。